こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。
突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?
そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。
僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。
すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?
そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!
記念すべき第一回にご登場いただくのは、江里祥和さん。江里さんは、かつて「greenz global」の初代ライターインターンをつとめ、その後も寄稿ライターとしてgreenz.jpに記事を書いていただきました。
今回は江里さんに、自身の生活や、現在取り組んでいるマイプロジェクト「おうち菜園」について伺います。
1. お名前、出身地と住んでいる場所を教えてください。
江里祥和です。千葉県出身、現在は横浜市戸塚区に住んでいます。
2. グリーンズの出会い、そしてこれまでに読んだgreenz.jpの記事で、特にグッときた記事を教えてください。
2012年に農地を巡る1年間の旅に出たのですが、そのときに検索していて、たまたまたどり着きました。
グッときた記事は、“食べものを自分でつくる暮らし”はじめてみませんか?福岡の農業機械メーカー発、家庭菜園生活を応援するSNS「菜園ナビ」 です。
「菜園ナビ」は個人的に好きなサービスで、特に温かいデザインが好きでユーザーとして利用していました。それがついにグリーンズでも取り上げられて「おおー!」と興奮したことを覚えています。これをきっかけにライターの板村さんとも繋がったので、思い出深く、うれしかった記事です。
3. 今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。
「おうち菜園」という会社で、アクアポニックスという農業を広める活動をしています。魚と植物を同時に育てる循環型農業で、これに可能性を感じて、10月には日本初の学校を、12月には家庭用商品の発売も予定しています。
4. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけ、そして目指すゴールやビジョンとは?
きっかけは、2012年9月、ヨルダンでアクアポニックス農場に行く機会があったことです。当時は世界の農地を巡る旅をしていたのですが、友人から「おもしろいイベントがあるから行ってみたら?」と言われ、本当にたまたま巡り会いました。
そこで自分のなかで「魚」と「農」がつながり、「これをやりたい!」と猛烈に思ったことを覚えています。帰国後に、自宅でDIYシステムを作り、ブログで発信し、記事を読んだパートナーの濱田と出会い、おうち菜園という会社を2014年4月に設立しました。
「おうち菜園」は「”生産者=わたし” を増やしたい」というビジョンを持っています。
少しの量でもよいので、より多くの人々の食卓で「これは、今日うちで採れた野菜。生産者は、わたし」と言ってもらえるような体験を増やしたいです。
アクアポニックスでもこうした体験を増やし、さらには”循環”が身近にあることで、特に都会での暮らしと自然とのつながりを、もっと身近に感じることができるようにしたいです。
江里さんは、アクアポニックスの記事をgreenz.jpに寄稿したことも。この「AquaSprouts」は、12月に「おうち菜園」から販売開始予定!
5. greenz.jpは、来年10周年を迎えます。greenz people会員として、「こんなことを実現してほしい」というリクエストや、編集部メンバーへのエールをお願いします!
ひとつのアイデア(もしくは人や事業など)を、時系列に追えるフォーマットがあったらいいなと思います!
記事単位での発見も素晴らしいのですが、何度か紹介されている事例に関しては、「この人って、どんなプロセスを経て、ここまで辿りついているのだろう?」と思ったとき、成功(またはアイデアの実現)までのプロセスがビジュアルでチェックできたらうれしいです。「グリーンズ辞典」的なイメージでしょうか。
いかがでしたか?
今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、江里さんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!
– INFORMATION –
江里さんが運営している「おうち菜園」のウェブサイトは、こちら!
http://ouchisaien.com