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親になった自分が本当にやりたいことは、なんだろう? グリーンズの学校「ママ・パパ向けソーシャルデザインクラス」を通して見えてきたこと

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この記事は、「グリーンズ編集学校」の卒業生が作成したスクールレポートです。編集学校は、グリーンズ的な記事の書き方を身につけたい、編集者・ライターとして次のステージに進みたいという方向けに、不定期で開催しています。

親になった自分が本当にやりたいことは、なんだろう?
子育てや暮らしを大切にしながらできる生き方って何だろう?
そんなことを考えながら子育てをしているママ・パパは、たくさん居るんじゃないでしょうか。

今回紹介する「ママ・パパ向けソーシャルデザインクラス」は、2015年2月から3月まで開講された、子育て中のママ・パパが、これからのライフスタイルやマイプロジェクトを考えることのできるソーシャルデザインクラスです。

クラスのファシリテーターを務めるのは、greenz.jpエディターの増村江利子さん。そして講師に迎えたのは、地球一周する船上のモンテッソーリ保育園「ピースボート子どもの家」をはじめた小野寺愛さんと、放課後自然学校「黒門とびうおクラブ」代表の永井巧さん。クラスでは、講師のふたりが実践する活動について学びながら、親という立場で実現したいと思うライフスタイルやマイプロジェクトを形にしていきました。

子どもと一緒に学べる機会をつくりたい、という子育てママとしての想い

このクラスの特徴は、なんといっても「子どもたちと一緒に授業を受けられること」。クラス中は終始、子どもたちの賑やかな声であふれています。時には、泣き始める子どももいれば、お友だち同士でケンカしちゃうことも。でも、それでOKなんです。その背景には、このクラスのファシリテーターである増村さんの、こんな想いがありました。

増村さん 私自身も4歳の子どもがいるのですが、なかなか子連れで外出するのは難しいんです。ちょっと勉強をしたり、イベント等に参加しようと思っても、子どもを連れて行くこともできなければ、時間帯によっては預けることも難しくて。だから子どもがガヤガヤしていても、子どもと一緒に、ママ・パパが集中して学べるような機会をつくりたかったんです。

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子どもを抱いて授業に参加するのも、このクラスでは珍しいことではありません。

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村や(神奈川県逗子市)で開催されたフィールドワークの様子

3月17日に行われた最終回では、受講生それぞれが自ら練り上げたプロジェクトをまとめてプレゼンをしました。

プレゼン中は、クラスのみんなが「うん、うん」と大きく頷く場面も。「私なら、こんな風に(マイプロジェクトの)お手伝いができるよ!」という意見もたくさん挙がり、卒業生たちのマイプロジェクトは、まさにこれから、みんなで動きだそうとしています。
 
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山口さんは、「忙しいママと子どもが一緒に息抜きできる仕組み」として、「おやつや やまぐち」を発表。子どもが楽しいオーガニックな駄菓子屋と、ママのプチ息抜きができる10分アロマケアを自宅で展開していく計画なのだとか。

一方で「ママたちの日頃の疲れを癒すために、自分が得意とするエステができる場所をつくりたい」というマイプロジェクトを発表した大畑さん。クラスに参加したことで得た気づきについて、こう話します。

大畑さん ママ業は思っていた以上に一人になれる時間が無く、とても大変。おかげで自分のことを考える余裕も無く、自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、全く分からない時期をずっと過ごしていました。なので、このクラスで自分を見つめる機会をたくさんいただいたと思っています。

そうしているうちに、自分の好きなことが分かってきて、好きなことだけやっていた頃を思い出しました。それが今の自分とぜんぜん違うことに「はっ!」と気づき、これからは「自分のために自分が楽しめること」をライフワークにしようと思います。

子育てパパの森川さんは、家族の想い出をてづくり絵本にするワークショップについて発表。クラスの終了後に森川さんは、こんな感想を話してくれました。

森川さん 約1ヵ月間のスクールを通して、小野寺愛さんのお話やみなさんとのディスカッション、またオススメ本やよいプロジェクト事例など様々な情報に触れて、きちんとマイプロジェクトに向き合って考えるきっかけになり、どう進めていけばよいか、整理できました!参加して本当によかったです!

また、子育てについて話ができるような友人や知り合いはほぼいなかったので、場に馴染めるのか大変不安でもありましたが、とても居心地のよい場でよかったです!

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子育てをしながら一緒に闘える仲間ができるクラス

企業で働く人、子育てを中心に暮らしている人、育休中の人・・・さまざまな立場のママ・パパたちが、このクラスではじめて出会い、子どもたちと共に絆を深めていった様子。

ファシリテーターの増村さんと小野寺さんに、終了後の感想を伺いました。

増村さん 本当に、ちょっと背中を押しただけで、こんなに色んな可能性が生まれるんだ! ということに気づいたクラスでした。こんなママ・パパが増えたら、それこそ社会が変わる気がしています。

地域のママ友ももちろん大事だけれど、意志を持ってマイプロジェクトを起こしていきたいと思っている人たちとつながれることって、意味があると思うんです。一緒に闘える仲間ができたかな、と思っています。

小野寺さん とにかく楽しい1ヶ月半でした。

オノ・ヨーコさんが言った、一人で見る夢はただの夢だけれど、みんなで見る夢は現実になる、という話を思い出すような空間で。出会ったばかりとは思えない結束力で、お互いに勇気をもらいあっていました。

子育ては、20年後の未来をつくる大事な仕事です。だから、子どもたちが安心して思いきり楽しみ、学ぶことができる環境はもっと社会のいたる所にあっていいはず。

でも、一人でそう思っていてもなかなか堂々と言葉にしづらいし、行動にうつすこともできないんですよね。マイプロジェクトを磨く時間をつくり、それを一緒に語り合う仲間を得る。ただそれだけのことがこんなにも大事なことだったのか、と実感しました。

みんなのマイプロジェクト、どれもきっと、近い未来に形になると思います。ぜひ、注目していてくださいね!

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小野寺さん

次回の「ママ・パパ向けソーシャルデザインクラス」は、9月11日より開講予定で、現在受講生を募集です!

ママ・パパの皆さん、このクラスで、子どもと一緒に、子育てやこれからのキャリア・ライフワークについて、一緒に考えてみませんか?

(Text: エーコ)

– INFORMATION –

 
「ママ・パパ向けソーシャルデザインクラス」
第1回 09/11(金)10:00-12:30
第2回 09/18(金)10:00-12:30
第3回 09/25(金)10:00-12:30
第4回 10/04(日)11:00-12:30 @村や(神奈川県逗子市)
第5回 10/16(金)10:00-12:30
第6回 10/23(金)10:00-12:30
* 詳細は、こちら