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つかい方はあなた次第!?クリエイティブなアイデアを生み出すための隠れ家オフィス「Comet Street Studio」

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わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。

凝ったオフィスで過ごしたり、カフェでの働く時間をつくるなど、より良いアイデアを生み出すためには、過ごす場所の環境も大事だと思いませんか?

創造性の高い仕事をされている方ほど、「どこかで、ひたすら自分自身と向き合いたい」と感じることが多いのではないでしょうか。では私たちは、どこで過ごしているときに、一番クリエイティブになれるのでしょう?

今回ご紹介する「Comet Street Studio」は、その答えとして”シンプルさ”を示してくれます。

Comet Street Studioは、アーティストがよりクリエイティブなアイデアを生みだすための隠れ家として、ロンドンの街の中につくられました。

外見は、亜鉛でコーティングされた黒い壁にひかれた、何本ものまっすぐなラインが特徴的。非対称の造形は、まるで街の中に突然出現した、隕石のような近未来的デザインです。
 
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特にこだわりがみえるのは、この窓のつくり方です。いろいろな雑念を取り払うために、Comet Street Studioには、道に面した窓はありません。

その代わりに、北向きの屋根を大胆にもななめに切りとり、光をとりいれるための窓がつくられています。光を浴びると、外向きに軽く膨らむ特殊な窓は、”飢えた目”をイメージしているそう。
 
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北向きのため限られた時間だけ、光が差し込むような位置になっていること、特殊なフッ素樹脂の加工によって、室温が上がりすぎず、快適に過ごせるデザインになっています。

他にも、アーティストたちがキャンバスの出し入れを楽にするために、出入り口は大きめ。木材がふんだんにつかわれた内装は、囲まれた空間に閉塞感ではなく、安堵感を与えてくれます。

また、屋根には洗面所の水を温めるためのソーラーパネルも並んでいて、冬場は石油ストーブだけではなく、ソーラーパネルによる熱を使うこともできるそう。

Comet Street Studioを設計したのは、ロンドンの「London studio de Rijke Marsh Morgan(以下、dRMM)」。他にも、公園に配置する階段のオブジェや、斬新なデザインの小学校など、さまざまなユニークさ溢れる建造物を生み出している会社です。

dRMMの担当者は、Comet Street Studioのコンセプトについて、こう語ります。

私たちの提案は、とにかくシンプルでした。北向きにすること、そして建物の内部には外とは全く異なる世界観をつくることを意識していました。

実は、Comet Street Studioはもともと、2004年頃にある家具デザイナーによるアトリエをつくってほしい、という依頼を受けたことがプロジェクトのはじまりだったのだとか。drMMは9年という非常に長い時間をかけて、単純な長方形をモチーフに斬新なデザインを生み出したのです。
 
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Comet Street Studioは、芸術作品の制作や瞑想のためにつかわれています。こういった「無心」になれる、隠れ家のような場所がどこかにあると、心のセーフティネットにもなるかもしれませんね。

みなさんは、どんな隠れ家がほしいですか?

[via inhabitant,dezeen]
(Text:きとうかよ)