クレジットカードには支払いに利用すると、利用した金額の数%がポイントとして蓄積されるものがあります。このお金を寄付に利用できたらいいな、と思ったことありませんか?
海外ではユーザの普段のお金の支払いから、予めユーザ自身が定めたルールに則ってマイクロ寄付を実施する「Changefolio」というサービスが登場しています。日本では、クレジットカードを通じてマイクロ寄付を可能にする仕組みが登場しました。
2014年3月11日に助けあいジャパンがKCカード株式会社を通じてリリースした、社会貢献型クレジットカード「助けあいジャパン ソーシャル・クレジットカード」であれば、ショッピングをしながら寄付もできるようになります。
使った金額の0.1%が復興と防災のための寄付に
「ソーシャル・クレジットカード」は、年会費が永年無料のクレジットカード。このカードを持ったユーザがショッピングに利用した金額のうち、0.1%が復興や防災のための資金として寄付されます。発行ブランドはJCBとMasterCardの2種類。
普段の買い物や、公共料金の支払い、NPOへの寄付金の支払いなどに「ソーシャル・クレジットカード」を利用すると、利用金額の0.1%が「助けあい復興防災基金」に寄付され、東北の復興支援事業や防災の活動に活用されるようになっています。これまでも利用金額の一部が寄付に回るクレジットカードは存在していましたが、復興と防災のための資金に回るクレジットカードは初めて。
この寄付となる金額はKCカードが負担するため、カード利用者への追加請求などは一切ありません。学生はキャッシング機能のない「きっかけバス会員カード」を作ることで、買い物で社会貢献ができるようになるそうです。
それぞれが少しずつできる寄付
助けあいジャパンの会員に入会していると、日本国内におけるボランティア活動中のケガや損害賠償責任を補償するボランティア保険が自動で適用されます。
この保険はボランティア参加前に加入すれば、ボランティア中のケガや賠償事故だけでなく、被災地に向かう途中の万が一のケガや事故も補償対象となるボランティアに行く人にとってはなくてはならないもの。
「ソーシャル・クレジットカード」の申し込みとあわせて、助けあいジャパンの会員に入会すると、ボランティア保険が永年無料になるという特典も。
助けあいジャパン代表の野田祐機さん
先日、greenz.jpに掲載した助けあいジャパン代表の野田さんへのインタビューで、野田さんは「みんなでもう一歩だけ前へ」というメッセージを発信していました。
このソーシャル・クレジットカードは、人々に可能な小さなアクションのひとつ。このカードを利用することで小さな金額ではありますが、負担なく寄付をすることができます。
何か自分にできることはないかなと考えている人は、このカードに申し込んでみてはいかがでしょうか?