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アムステルダム国際空港の癒しスポット「Airport Park」で”空港公園デビュー”してみた。

アムステルダム国際空港にある公園「Airport Park」

アムステルダム国際空港にある公園「Airport Park」

以前、greenz.jpでは、オランダ・アムステルダム国際空港のターミナルビル内に、世界初の公園「Airport Park」が誕生したことをご紹介しましたが、執筆を担当した私自身、無機質なイメージの空港と緑あふれる公園があまり結びつかず、「公園がある空港って、いったいどんな感じなんだろう」と、好奇心がムクムク。一度、この公園を訪れてみたいと思っていたところ、先日ようやくその機会に恵まれ、”空港公園デビュー”してきました。

「Airport Park」があるのは、アムステルダム国際空港(スキポール空港・Schiphol Airport)の出発1番ゲート奥。エスカレーターを上がると、鳥のさえずりや犬の鳴き声が聞こえてきます(実際に聞こえてきた音声はこちら)。

「Airport Park」の周りは公園の風景がダイナミックに描かれており、中央部には、若草色のカーペットが敷かれた大きなリラックススペース。一人がけのゆったりしたソファーのほか、床にはデカクッションも転がっています。ソファーに座って読書する人、デカクッションを簡易ベッド代わりにして寝転がって休息をとる人、それぞれ思い思いに、フライトまでの時間をリラックスして過ごしていました。

フライトまでの間、木の上に座って仲間と一緒にしばしリラックス

フライトまでの間、木の上に座って仲間と一緒にしばしリラックス

また、大きな木の下には、PC用のテーブルを完備。アムステルダム国際空港は、最長1時間、無料で無線LANを利用できるサービスを提供しているので、緑を感じながら、フライトまでのすきま時間にメールをチェックしたり、ウェブサーフィンを楽しむことも可能です。

木と緑が豊かなPCスペース。フライト待ちの間、仕事もはかどりそう。

木と緑が豊かなPCスペース。フライト待ちの間、仕事もはかどりそう。

「Airport Park」に併設されているギフトショップでは、アムステルダムのお土産や、オランダのシンボルフラワーであるチューリップの球根なども販売。ただし、球根や種を日本に持ち帰る場合は、植物防疫所に問い合わせるようにしてくださいね。

ギフトショップには球根や種といったガーデニンググッズも販売

ギフトショップには球根や種といったガーデニンググッズも販売

”花より団子”という方は、カフェスペース「PARK CAFE」はいかがでしょう。看板メニューのハンバーガーをはじめ、サンドウィッチやサラダなどの軽食、フレッシュジュースやフェアトレードコーヒーが楽しめます。

「Airport Park」に併設されているカフェスペース「PARK CAFE」

「Airport Park」に併設されているカフェスペース「PARK CAFE」

アムステルダム国際空港といえば、欧州各地をつなぐハブ空港のひとつ。アムステルダムでの乗降客だけでなく、この空港を経由して他の都市へ移動する旅行者も数多くいます。つまり、空港は、アムステルダムを”素通り”する旅行者にとって、街との唯一の接点。アムステルダムの価値観やコンセプトを端的に表現した「Airport Park」をターミナルビルに設置することで、旅行者に街の雰囲気を感じてもらい、「今度は、空港から出て、アムステルダムの街に行ってみよう」という気持ちを促すことで、潜在的な観光客の掘り起こしも期待できます。「Airport Park」の試みは、空港をその都市のプロモーションメディアとして活用している事例としても秀逸といえるでしょう。

アムステルダム国際空港を利用するときは、ぜひ「Airport Park」にも立ち寄ってみてください。フライトの疲れがスッキリと癒せますよ。