9月1日は「防災の日」ということで、9月は防災にまつわるイベントが目白押しでした。9月19日には六本木で「ソーシャル防災訓練」が行われ、来る9月29日・30日にはシブヤ大学が渋谷区と合同で「SHIBUYA CAMP」という防災イベントを開きます。
今回はそんな防災月間にぴったりの、暮らしの中に防災を自然と取り入れるアイデアをご紹介します。
倒れてくる家具や割れたガラスから身を守るために、震災時はドアの側に立ったり机の下に隠れたりすると良いと言われています。この「Folding Door」は、非常時にはドアを折り曲げて隠れることができので、どちらにも対応できる優れもの。言わば震災時に命を守る折りたたみ式ドアなのです。
このドアを考えたのは、イギリスのキングストン大学を卒業したばかりのYounghwa Leeさん(以下、リーさん)。2010年に20万人以上の死者をもたらしたハイチでの大地震のニュースを見たときから、リーさんは専攻していたデザイン思考を活かして、将来の震災から多くの人を守りたいと考えていました。
こちらの「Folding Door」は、2人の大人が十分に隠れることができる広さがあり、床に支えられているためとても頑丈なつくりになっています。そのうえ折りたたまれたドアには傾斜があるため、ドアの上に振ってきた瓦礫を滑り落とすことができます。
日本でも関東地方や西日本の太平洋側でマグニチュード7クラスの地震が発生すると言われています。このドアのように通常時と非常時で使い分けられる”2WAY”のような実用的なアイデアなら、防災の意識ももっとあがりそうですね。
みなさんも何か防災に役立つアイデアをお持ちでしたら、ぜひ教えてください!
(Text:緒方康浩)
[via inhabitat]
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