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あなたはどこまでシェアできる?フランスで始まった洗濯機&乾燥機のシェアサービス「La Machine du Voisin」

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by love Maegan.

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シェアの考え方が広まり、所有するのではなく、使いたいときだけ使うという利用スタイルが増えつつあります。カーシェアリングをはじめに、「Share Some Sugar」など普段あまり使わない生活雑貨をシェアするオンラインプラットフォームも誕生しました。

では、毎日のように使うものだったらどうでしょう?今回ご紹介するのは、あえて“洗濯機”と“乾燥機”のシェアに限定したオンラインプラットフォーム「La Machine du Voisin」です。

今では一人暮らしでも洗濯機を持っていることが当たり前のようになりました。でも、一日の中でも使う時間は短い上に、週末にまとめ洗いをしてしまうならコインランドリーで十分かもしれません。しかしコインランドリーがあまり街になく困っている人たちも居ます。そこでフランスはリールの学生たちが立ち上げたのが、洗濯機・乾燥機シェア専門のオンラインプラットフォームです。

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洗濯機を貸してもいいという人がサイトに登録をし、一回の使用料を設定します。料金の平均は3~5ユーロ(およそ290~485円)。使いたい人は、自宅近くの洗濯機をサイトから検索して申し込むというシンプルなものです。

見知らぬ相手の汚れたシャツやシーツなどを、自分の洗濯機で洗うことに抵抗を感じる人も多いのではないかと思うかもしれません。ですが、フランスの都市部だけで「洗濯機を貸します」と名乗りを上げた人は数百名にものぼりました!

今までのシェアの考え方は、車や電動ドリル、キャンプ用品など使用頻度が低いものを、無駄のないようにみんなで共有して使おうというものでした。ところが今回の事例が成功すれば、洗濯機のように使用頻度の高い“日用品”も共有して使うことが可能だというひとつの指標になります。

シェアの考え方がからっと変わる今回の洗濯機シェア。本当に必要なものは何か、考え直すきっかけにもなりそうです。

日用品を共有することで、ご近所の方と顔を合わせる機会が増えるのもいい点ですよね。田中さん家のジャーでお米を炊き、鈴木さん家の圧力鍋でカレーを作る…そんなふうに、ひとつの家だけで物事を完結せず、地域の人とシェアして暮らしあう、そういう日が来るのかもしれません。

みなさんはどんなものをご近所の方とシェアすることができますか?

(Text: 杉本真奈美)

[via GOOD]