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Hub Tokyoのつくりかた – 槌屋詩野さん、片口美保子さん(前編)

(左)槌屋さん、(右)片口さん

(左)槌屋さん、(右)片口さん

このインタビューシリーズは、「あなたの暮らしと世界を変えるグッドアイデア」を実現して、よりよい未来を自らの手でつくりだしている方々へのインタビューをお届けします。
特集「a Piece of Social Innovation」は、日本中の”ソーシャルイノベーションのカケラたち”をご紹介するNPO法人ミラツクとの共同企画です。

こんにちは、greenz.jp発行人鈴木菜央です。

今回は、2005年に始まり、会員数は全世界で6,000人以上、5大陸25以上の都市で展開中の、新世代型コワーキング・スペース「The Hub」の東京版「Hub Tokyo」を設立中のお二人、槌屋詩野さんと片口美保子さんにお話を伺いました。

インタビュー中のHubの写真は、すべてお二人が世界のHubに訪問し、撮影してきた写真です。キャプションは、お二人にご提供頂きました。

今回は編集アシスタントの木村絵里(以下木村)、インターンの土橋遊(以下土橋)とお送りします。

「Hub」とは?

鈴木菜央(以下鈴木) こんにちは!よろしくお願いします!!

槌屋詩野(以下槌屋)、片口美保子(以下片口) よろしくお願いします。

鈴木 まず、「Hubってなんなの?」って部分から始めましょうか。

槌屋 「Hub」そのものは、起業家たちが集まって仕事をするワーキングスペースです。最初のHubは2005年に、ロンドン北部にあるイズリントン地区に出来ました。

「the HUB」の共同設立者の一人であるジョナサン・ロビンソン(Jonathan Robinson)が、カフェでソーシャルアントレプレナー、社会的起業家、環境系起業家の友達たちと話をしていた。そういうことをやっている人たちってみんなお金ないわけ。だから、「働く場所をシェアすればいんじゃない?」という話をしていた。そこでたまたま隣に座っていた投資家の人が、その場で「お金出してあげるから、やりなさい」って言ってくれたそうです。そこから始まっているんですよね。

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一番最初に出来たHubであるHub Islington。アットホームな雰囲気が漂い、誰かの家にいるかのよう。

その後、オーガニックな化粧品メーカーで有名なザ・ボディショップ(The Body Shop)の設立者のアニタ・ロディック(Anita Roddick)なんかが、すごくサポートをして、どのように投資を受け入れるかであったり、ビジネスモデルを考えることに、ザ・ボディショップのノウハウをつぎ込んでいったそうです。そういう形で発展していった。

最初のHubができてから、「僕たちの国でもそういうのが欲しいな」とか、「うちでも似たようなのをやってるよ!!」という調子で、勝手にどんどん作っていく動きが広がっていったんです。それで今、世界中に30か所くらいになりました。

去年あたりから、「Hubを新設する際のプロセスをもうちょっと整理しよう」と動きが出てきました。今はその30の各都市のコミュニティが投票権をそれぞれ一票持っています。例えば東京でつくりたいとなったとき、私たち自身が審査されて、この人たちは信頼に足る人かどうか、ということを見られた上で、最終的に彼らの投票で、「Hub Tokyo」はこのチームでやっても良い、という「ゴーサイン」が出る。

組織ではなく、人を中心にして、Hubのグローバルコミュニティが、自分たちと一緒に働く人を決めていくという仕組みなんです。

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槌屋詩野さん

世界各地のHubの特徴としては、社会的なテーマを掲げているとか、環境意識が高いことだけにこだわっていないこと。各都市のエコシステム(生態系)によって全然違うんです。その都市に大学とか研究機関が多ければ、大学からのスタートアップがすごく増えて、Tech系の人たちが増えたり、IT系のソリューションと他の分野をつなげる動きが増えたりする。

例えばHubサンフランシスコはベンチャーキャピタルの文化がありますから、そこからの影響が多いですし、スタンフォードやバークレーを中心として、Tech系のスタートアップが多い地域で、そこに対して投資をするというのがものすごく一般的に行われている。そのカルチャーのなかで、Hubサンフランシスコはベンチャーキャピタルが大きな運営者として存在しているので、他のHubともちょっと違うんですね。

日本からは、サンフランシスコのHubに行く人が多くて、それをイメージして帰ってくる人が多いんですけど、東京にはサンフランシスコとはまったく違うエコシステムがあるので、多分異なってくると思うんです。

Hubは作った人によって違ってくる

鈴木 なるほど。今では、ロンドンにも何か所かありますよね?

槌屋 3か所あります。2005年にオープンしたイズリントン(Islington)と、2008年にキングスクロス(Kings Cross)、2011年にウェストミンスター(Westminster)。

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Hub Westminsterの特徴はギークなオープンイノベーションのカルチャー。家具もミーティングスペースもGeekyな雰囲気。

鈴木 ウェストミンスターは日本で言う「霞ヶ関」みたいなエリアだよね。それぞれ3つも違う感じなんですか?

槌屋 最初のイズリントンはすごくアットホームで、面積も小さいですし、居る人たちもビーガン(純粋菜食主義者)が多い。だから入りたくないって人もいるくらい(笑)。とにかくソーシャルなことと環境系に特化していて、アクティビストもすごく多い。

鈴木 おもしろいね!

槌屋 一方でキングスクロスは、パリやブリュッセルとつながってる高速鉄道ユーロスターも乗り入れていて、東京で言うところの、「丸の内」みたいなところ。そこから歩いて5分くらいの、倉庫街みたいなところにあって、ビジネスライクなテイストできれいにリノベーションされているんです。

キングスクロスをどうしてビジネスライクにしたかというと、最初にオープンしたイズリントンが、あまりにもアットホームすぎてビジネスミーティングをしにくいから(笑)。そうするとIT系のスタートアップの人がすごく多くなって、全然違うコミュニティになっていった。

ただ、最初はコミュニティのメンバーになる人に対して、スクリーニング(選別)をまったくしてなくて。コミュニティのカルチャーが変わりすぎてしまったので、最近は入会希望者をセレクトしたり、コミュニティを作りなおす活動をしながら、「自分たちのテイストはこれだよね」って確認し合いはじめていると聞いています。

世界に広がるHub

鈴木 ロンドンでいくつか始まって、その次はどこに伝播したんですか?アメリカ?

槌屋 一番最初はアメリカじゃないんですよね。ヨーロッパで厳密に次にどこがオープンしたのかは私もわからないんですけど、同時多発的に、似たようなことやっているところが、「ぼくもHub」って言い始めた時代があって。そのあたりに出来たHubは、今あるような正式な承認プロセスを全然踏んでないんですよ。

鈴木 そうなんだ(笑)。

槌屋 例えばウィーン(オーストリア)とか、ブリュッセル(ベルギー)とか、あとアムステルダム(オランダ)とか。それからドイツ語圏にも多いです。ドイツとかはHub以外にも「Betahaus」っていうHubによく似たコミュニティがあって、すごく面白い。ドイツ語圏はワークシェアも進んでいる中で、そういうライフスタイルに、コワーキング・スペースは合っているんです。とにかく、Hubの数が急速に増えてきて、ぐちゃぐちゃになってきた(笑)。

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最も私たちがインスパイアを受けたウィーンのHub。元写真家の工房を、メンバー達の手作りで改装した。

鈴木 最初の頃は、承認プロセスが必要なかったっていうのは、Hub自体が「それでいいじゃん」って考え方だったってことなんですか?

槌屋 まだ組織がなかったんですよ。それでそのうち、Hubイズリントンを作ったジョナサンにみんなが会いに来て、「うちもHubなんだけど※」って話になって、「ああ、Hubだね」って(笑)。それがものすごく増えてきて、マネージメントをがらっと変えたんですね。

※英単語の「hub」には、車輪の中心、複数のものを集めて連結する、などの意味があり、「うちもHubなんだけど」には固有名詞の「the Hub」と同時に、一般名詞の「hub」の意味も重ねている。

それまでのHubはロンドンが拠点みたいな感じだったんですけど、今では、Hubを統括するHubグローバルは(ネット上にしか存在しない)バーチャルオフィスとして存在しています。

登記としてはHubカンパニーといわれるNPOがウィーンに登録されていて、そこのスタッフたち―ウィーンにいるわけではないんですけど―が基本的には世界中のHubになりたいって言っている人たちの承認を行います。

鈴木 組織化されたのは最近だったんですか?

槌屋 この2年くらいですね。Hubグローバルも規模がだんだん大きくなってきて、社会的な課題を掲げた組織のオーナーシップ(所有権)の問題であったりとか、小さい組織ではうまくいっていたマネージメントが、大きくなることで、意思決定がスムーズにいかなくなっていたりと、そういうことが起きていたようです。よくある話なんですが。共同創設者の一人である、ジョナサンもマネージメントから外れて、アドバイザーになっているそうです。

きちんとしたフランチャイズモデルのエッセンスを活かすためには、変えていかなきゃ、ということで各国のHubを立ち上げたコファウンダー(共同設立者)たちが手を挙げて、「ぼくがマネージメントの改革に参加します」と。みんなで改革したって感じです。

ファウンダーの平均年齢は28歳!

鈴木 槌屋さんとHubの出逢いは?

槌屋 私、ここ数年はロンドンで暮らしていたんですが、Hubを初めて知ったのは、何かの社会的起業に関するカンファレンスに出入りしていたことがきっかけでした。なんだか「Hub、Hubって言う人がたくさんいるな~」って。「僕はHubどこどこのコファウンダーです」みたいな。

それで、コンタクトを初めて取ったのが2011年4月。Hubグローバルに正式に紹介されて、2011年夏頃にイズリントンとキングスクロスに行きました。まだウェストミンスターは出来てなかったんです。

そのあとサンフランシスコでソーシャルキャピタルマーケット(SOCAP)カンファレンスに行った時にHubサンフランシスコに行ってきた。それからウェストミンスターが出来てからは、よくイベントで出入りしたり、そこのイベントのパネルとして話したりすることもありました。

それで「Hubはかなりおもしろいぞ!!」と思って。自分でお金を出して、いろんなHubを周るっていう活動を始めました。Hubウェストミンスターは私の家から近かったので、よく出入りしました。

ウェストミンスターのファウンダーがかなり面白い人なんです。インド系でシーク教徒なんですけど、ものすごく頭の切れる建築家で、建築家のデザイングループを作っていると同時に、社会的起業と建築についてずっと研究している人。その彼の考え方が色濃く反映された空間とカルチャーができている。まだ雰囲気を見ると掴みきれなくて、実験中ってわかりますけど、数年かかると思います。

Hubウェストミンスターはかなり出入りしてたんですが、ウェストミンスターの良いところ、良くないところがある。他のところも、同じ。いろいろなHubに出入りしているうちに、それがわかってきたって感じですね。

やっぱりHubは国によって違うし都市によっても違うし、やっぱり、作ろうって言い出した人によってだいぶ違う。

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最も最近出来たHubであるHub Westminster。設立メンバーの顔が並ぶ。皆で汗をかき創った仲間。

鈴木 立ち上げる人が若いと…やっぱり勢いのある感じになる?

槌屋 ファウンダーの平均年齢は今、28歳なんですよ。

鈴木 え、28歳…。

槌屋 「よくリスクを取るよな~」って年齢ですよね。日本ではあんまり考えられないですけど。その最大の理由は、不動産リスクだと思います。古い倉庫はいくらでも安く手に入るから、28歳でもリスクを取れちゃう。日本は保証金の問題がありますよね。

片口 初期投資金額が全然違う。

槌屋 同じ面積でやろうとしたら2倍くらいちがうかも。家賃自体も安いですね。ヨーロッパでも、アメリカでも。

Hubは世界のつなぎ役

土橋 いろんな世界のHubに行ったとのことなんですけど、突然ふらっと行けるものなんですか?

槌屋 紹介が無くても行けるんですが、すべて紹介を受けて行きました。マナーなんですね。それを守ると、それぞれのHubのちゃんとしたホストと話ができます。そうじゃないと、たまたまその場にいたテキトウな人に説明されても、そのHubの歴史やコミュニティの作り方などは聞けかったりする。

Hubって全部そうなんですけど、紹介でつながっていく仕組みなんです。Facebookのネットワークじゃないですけど。紹介でつながりながら、「この人はあの人に紹介されたから大丈夫よ」っていう信頼が生まれる。それがHubの良さを加速している。

それで、会うとすぐつながるんですよね。心がつながる人と会う確率がものすごく高い。それは、信頼していて、自分と同じ目的を持った人が、紹介してくれるから。全然違う国でも大丈夫。ある意味いろんな国に自分の家ができたような感じです。

そういう人に会うと、「Hub Tokyoから来て…」って言うとみんなぱっとわかって、いろんな意見をくれる。初めての人に会ってるという感じがしないんです。それがすごく面白い体験ですね。

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Hub Madridの中のHubとなるスペース、それはキッチン。いつも誰かとお話できる。私達も参加してポーズ。

イタリアにはHubが5つあります。そのうちの一つ、Hubトリエステの関係者と日本で会ったんですけど、会った瞬間にもう「あーだよねこーだよね」って、バーっといろんな話ができて。

イノベーションの話とか、「マニュファクチュアリング(手工業)でどうやってイノベーションしていくか」とか、「デザインのイノベーションってこうだよね」とか、「日本で起こってることと、イタリアで起こってることをこうやって繋げたいよね」って話とか。本当に短時間で話ができる。そういう人との出会いの確度が高い。

その信頼は、各都市のHubで、入会者に対してある一定のスクリーニングをかけているから作れているのだと思います。

鈴木 なるほどねー。

槌屋 その後トリエステの人とメールして、「やっぱり今日も話がつながったよね!」みたいな感じで言うと「だからHubは好きなんだよね」って返って来る。

鈴木 別の言い方をすれば、いま日本で起きているいろんな現象って、ちょっとほかの国に目を向けてみると、ほとんど同じことが各国で起きているってことだよね。

槌屋 そうそうそうそう!

鈴木 日本で考え方の違うサラリーマンと話すよりも、地球の裏側の、社会起業家とか、イノベーターとか、NPOワーカーのほうがよっぽど話が合う。

槌屋 うんうん、ほんとそう!

鈴木 それがITの発達や、人や情報の行き来が増えたグローバリズムのいい面で、とても面白い。そういう状況をもっと生かしていけるといいなと思うんだけど。日本では、世界でつながって行こうという動きがなかなか出てこないけど、Hubは世界とのつなぎ役になるなって感じがすごくするし、みんなそのパワーに気づきはじめている。

槌屋 みんなそんなに英語なんか喋れなくたって、考えてることなんてだいたい同じなんですから。「イノベーションとか社会的な課題を、どうアウト・オブ・ザ・ボックス(箱から出る思考)で考えていけるか?」とか、組織化とか、各国で悩んでることは違うけど、進んでいると思いがちなアメリカでも悩んでることは悩んでるし。まあ同じような悩みなんです。

鈴木 そういう「共通点」だけじゃなくて、「違い」もあるよね。日本では資源だと思っていないことが、アメリカから見るとものすごく資源だったり。他の国の人たちとつながって、自分の視点を相対化してみると、日本人の良さとか、世界に貢献できるところが見えてくる。そういう意味で、Hubはすごく面白いきっかけになりそうな予感がするんですよね。

槌屋 そうですね。「このHubのあの人と、あのHubのあの人と、東京のHubのあの人がつながったら、〇〇なチームになるから、☓☓ができるよね」みたいな。その時、グローバルなチームでプロジェクトをやっていくことができたら、絶対に日本人の特性を生かした日本人の役割があるはずなんですね。同じ情報と同じ土台に立てば、できそうだなって。すごく楽しみです。

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片口美保子さん

片口 私は英語がそこまで流暢じゃないんだけど、Hubのつながりは、初めて会った人なのに、言ってることがだいたいわかるんですよね。同じ単語使って、同じ方向を向いていて、同じ言葉を使って話ができるっていうのが魅力。

日本のアントレプレナーには、「マーケットが日本だから、グローバルは関係ないんじゃないか」って言われるんだけど全然そんなことはないと思います。世界各国から見ても、日本は必要とされているなってことをすごく感じます

槌屋 Hubグローバルのメンバーは、東京にHubができることに、すごく喜んでいるんですよ

鈴木 それはうれしいね!

槌屋 電話会議で、「クレイジーなアイデア待ってるからね!!」って言われて。「ああそういうことか」って思ったんですよね。日本は受け取り側に回ることが多いんだけど、東京から発信するパイプができた、ということ。それと、日本以外の国から見ると、「エキゾチックでいつも変なアイデアを考えてる日本人はクレイジーなアイデア絶対持ってるはず!あの人たち出さないけど絶対面白いに違いない」そういうイメージが彼らの中はある。

HUB Tokyoウェブサイト

Hub Tokyoウェブサイト

槌屋 だから、Hub Tokyoができるというニュースは、どこにいっても、みんなものすごく喜んでくれる。

とはいえ、東京がアジアの拠点みたいな、誇りみたいな感じではないんです。アジアの拠点は、シンガポールとかソウルとかどんどん出てきて、正直そっちが持っているのもたくさんあるんですよ。でも「日本人ならではのクリエイティビティ」はあると思うし、それがもっと必要とされていくと思う。しかも、理解し合える人たちがたくさんいる中で、この日本人の面白さを投入したら、どういうことが起きるんだろうって。その化学反応がすごく楽しみ。

※次回のインタビュー中編は、Hubの魅力についてさらに深く聞いていきます!

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(左)槌屋詩野(つちや・しの)
社会イノベーター達が集う場「Hub Tokyo」のファウンディングチームのイニシエーターとして活動。株式会社Hub Tokyo代表。学生時代以降、日本とグローバルな市民社会の連携の場で活動。また、コンサルタントとして日系企業のソーシャル領域での新規事業開発や組織変革プロジェクトを数多く手がける。専門は途上国の社会起業事情(BOPビジネス)とソーシャルな事業をビジネス化すること。執筆は「MS.BOPの新興国ソーシャルビジネス最前線」「世界を変えるデザイン〜ものづくりには夢がある〜」(英治出版、監訳)など。

(右)片口美保子(かたぐち・みほこ)
「Hub Tokyo」のファウンディングチームにてオペレーションを担当。株式会社Hub Tokyo取締役。前職では外資系金融会社にて秘書職に従事。かたわらソーシャルベンチャーパートナーズ東京に所属、社会的な課題の解決に取り組む革新的な事業家や団体の支援に携わる。社会的事業や関わる現場の人と既存制度の乖離、企業の在り方に疑問を持ち、それらを繋ぐエコシステムやソーシャルファイナンスの育成を目指し活動中。

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