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毎月おすすめのチャリティに5ドル寄付!キュレーション志向の共同寄付プラットフォーム「CharitySub」

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by dbaron.

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「無理のない範囲の金額で寄付アクションを続けたいけど、つい面倒になってしまって…」「チャリティには興味があるけれど、どこに寄付すればいいのかよくわからない」そんな人々のニーズに合った寄付プラットフォームが、「CharitySub」です。

「CharitySub」は、米ニューヨークで立ち上げられた会員制の寄付プラットフォーム。基本的な仕組みとしては、「CharitySub」が毎月、注力する社会的課題を設定し、寄付先候補3カ所をピックアップ。各メンバーは、候補の中から応援したい団体を選んで、5ドルを寄付するという流れになっています。ちなみに、各メンバーは、自分が寄付した団体のその後の活動状況などを随時モニタリングできます。

「CharitySub」の最大の特徴は、毎月、数多くある社会貢献団体の中から支援先候補を選定し、メンバーに提案する、”キュレーション”のような機能を有していること。

2012年1月の正式開設以来、子どもの肥満・米国内の飢餓・水など、様々な社会的課題を採り上げてきましたが、2012年7月には、“人身売買”を月間の取り組み課題に挙げ、支援先候補として「Equality Now」、「Girls Educational and Mentoring Services(GEMS)」、「Stop Child Trafficking Now(SCTNow)」の3つの社会貢献団体をピックアップしています。

また、「CharitySub」は、より多くの人々が無理なく続けられるよう、毎月の寄付金額を5ドルに設定しているのも特徴。一人ひとりの負担額は少なくても、より多くの人々の寄付アクションをまとめることで、社会的課題の解決を推進するための大きなパワーにしています

近年、様々な寄付オンラインプラットフォームが開設されていますが、単に”寄付するためのインフラ”を提供するだけでなく、「何か世の中の役に立ちたい」というユーザ思いを具体的なアクションに導くための仕掛けや仕組みを工夫することも、各プラットフォームの差別化においてポイントとなりそうですね。