海外旅行に出かけたときにも、地下鉄やバスなどの公共交通機関に乗るときに使えるプリペイド式カードはとっても便利ですよね。でも、それを全額使いきれなかったことはありませんか?
ニューヨークではわずかな金額が残ったまま捨てられることが多く、未使用となった分の総額は積もり積もって年間5,200万ドルにも達するそうです!そこでニューヨーク大学の学生がこの残高を簡単に寄付できる仕組み「Metro Change」を提案しています。
その仕組みはとってもシンプル。メトロカードをカードリーダーで読み込むと残高が表示され、あとはボタンを押すだけ。集まった基金は月に一度、寄付先へ送られる予定とのこと。カードも回収ボックスに入れればリサイクルされます。
MetroChange from Genevieve Hoffman on Vimeo.
提案した学生たちは「カードをずっとは使わない旅行者をターゲットにすれば成功するのでは」と考えているようです。現在、実用化に向けてパートナーを探しているところで、twitterなどソーシャルメディアを利用して実現のためのアイデアを募集しています。
お店のポイントやマイレージなどでも、有効期限が過ぎると「もったいない!」と思うもの。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)などではマイルの寄付も受け付けていますが、店頭や街角などもっと暮らしの側にこんなシンプルな仕組みがあれば、余った分を生きたお金として社会に役立てることができるかもしれません。
興味深いこの提案、ぜひ実現してほしいですね!
(text: 木村絵里)
[via psfk]
こんな寄付もあります。