12月1日の世界エイズデーに合わせて、ドイツでは挑戦的なキャンペーンが実施されました。エイズを防止するのに最も効果的なのはコンドームを使うこと。世界ではたくさんの人たちがエイズで命を失い、その数はまだ増え続けているというのに、カトリックはコンドームの使用を認めないスタンスを貫いています。そこで、「Youth against AIDS」という団体は、協会にコンドームの使用を認めさせるために、ある装置をつくりました。
まず、涙を流すマリア像をつくり、そのまわりを大きな水槽で囲みます。そしてその涙はFacebookと連動。カトリック教会にコンドームの使用を認めさせるというキャンペーンへに賛同する「いいね!」ボタンを押すと、涙が流れるようにしたんです。「いいね!」が増えるほど涙はどんどんたまっていって、マリア像が水に埋もれるようになっていきます。
エイズの脅威に対抗するため、宗教のタブーに挑む、実にチャレンジングなキャンペーン。この先どうなるのか、楽しみ、というか、ハラハラしちゃいますね。