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雨から身を守りつつ水を浄化する、マルチタスクなレインコート「Raincatch」

Copyright (c) CIID 2011. All Rights Reserved. (CIID公式ページより)

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雨水は、天からの恵み。

しかし、大気などに汚染され、細菌や有害物質を含んでいるおそれがあるため、浄化せず、そのまま飲むのは、衛生上リスクがあります。そこで、雨水をカンタンに浄化できる、ファッショナブルでユニークなプロダクトが開発されました。

Raincatch」は、雨から身を守りながら、雨水を集め、飲用水に浄化できる、“レインコート”兼“浄水システム”。デンマーク「Copenhagen Institute of Interaction Design」の学生Hyeona YangさんとJoshua Nobleさんによって、設計・開発されました。フードや大きめの襟から効率的に集められた雨水は、コートの背中にある活性炭入りのフィルターを通り、化学プロセスを用いて、浄化される仕組み。浄化された水は、コートの内側に保管され、チューブから、自由に飲むことができます。

Raincatch from Hyeona Yang on Vimeo.

世界には、ある程度の降雨量があるにもかかわらず、水を浄化するためのインフラが乏しいゆえに、飲用水が不足している地域がありますが、「Raincatch」のような、大規模なインフラに依存しない浄水プロダクトによって、この課題の解決に一歩近づけるかもしれませんね。また、雨風をしのぎつつ、必要な飲用水を確保するための防災グッズとしても、ニーズがありそうです。

太陽光で水を浄化できる「SOLVATTEN」の記事を読んでみよう。