近年、YouTubeは社会的なメッセージを伝えるツールとして一般的になっています。
ハイチ大地震や東日本大震災などの災害に際して、海外アーティストがチャリティ・ソングを製作し、動画を公開する動きが活発になっています。
また、動画そのものをチャリティとして利用したり、社会的なメッセージを広く伝えるために利用する個人のユーザーもいます。
今回の記事では社会に向けて想いを伝えるYouTube動画を5つご紹介いたします!
We Are The World 25 For Haiti – Official Video
再生回数 84,159,100 回
ハイチ大地震に際して、ライオネル・リッチーやクインシー・ジョーンズが立ち上げた基金で製作されたミュージックビデオです。1985年にマイケル・ジャクソンが生み出した名曲“We Are The World”のリメイクです。日本でも話題になりましたね。震災直後、海外の有名アーティスト80名が集まり曲をつくるそのスピードが凄いです。
Akon – Oh Africa
再生回数 24,391,200 回
セネガル出身の有名アーティスト Akon によるチャリティ・ソング。Akonはアフリカの文化的差別や貧困問題解決を目指し、KONFIDENCE という基金を立ち上げています。この曲の収益はすべてこの基金に寄付されます。アフリカの魅力を、歌によって、ポジティブに伝える。素晴らしい取り組みですね。
Young Artists For Haiti – Wavin’ Flag
再生回数 14,092,00 回
カナダ出身の若手アーティストを中心に作られたチャリティ・ソング。この歌は、ソマリア出身のK’naanの楽曲でしたが、ハイチ大地震に際して、チャリティ・ソングとしてカバーされました。Avril LavigneやJustin Bieberなどが出演しています。”We Are The World”に並ぶ名曲です。
Honk For Japan! – Ryan Higa
再生回数 7,151,436 回
自身のYouTubeのチャンネルに4,000,000万人の購読者をかかえるYouTubeタレント Ryan Higa。そんな彼が東日本大震災後3日後に取り組んだチャリティ企画の映像です。車通りの多い道路に向かって、「Honk if you Love JAPAN(日本を愛してたらクラクションを!)」の手持ち看板を掲げ、一回クラクションを鳴らされるごとに10ドル募金するというチャレンジ。結果的に60回=600ドルを募金することに。さらにオモシロイのが、この動画が100万回再生されるごとに、加えて600ドルを寄付するという宣言もしています。YouTubeをうまく活用した素晴らしい募金アイデアです!
It Gets Better – Dan and Terry
コラムニストの Dan Savage と彼のパートナー Terry の二人で撮影したメッセージビデオです。このビデオの目的は、同性愛者の学生に向けて「高校を卒業したら、生活はよくなる」と伝えること。高校などでは“同性愛者”であるというだけで、ハラスメントの対象になってしまう現実があります。しかし「社会に出たらまわりからの理解も増え自由になる」ということを、彼ら自身の経験を通じて伝えています。この”It gets Better”は、大きな共感を生み出し全米でムーブメントとなり、米国のオバマ大統領や、歌手のKe$haからも若者に向けて、ビデオ・メッセージが公開されるようになりました。共感が社会を動かした瞬間です。
以上で、動画のご紹介はおしまいです。いかがでしたでしょうか?
どの動画も再生するだけで、心に突き刺さるものがあります。テキストや音声だけでは伝わらない何かがあります。今後も、心を動かすような動画から目が離せないですね。
( via Mashable )
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