カラオケと言えば日本独自のコミュニケーションだなんて、今時思ってないですよね?今や世界中で愛されている日本のカラオケは、アメリカで独自の進化を遂げています。異文化を取り込んで独自の文化に仕上げるのは日本の専売特許かと思っていましたが、カラオケの場合は逆の現象が起きているようです。
「RVIP Lounge」は、女優でミュージシャンのKestrin PanteraとJonathan Grubbが、ロサンゼルスで始めたサービスです。そもそも、アメリカ最大の国際音楽産業見本市 SXSW Festival(サウス・バイ・サウスウエスト)に、いかにお金を掛けずに行くかと知恵を絞ったところから、キャンピングカーをカラオケボックスに改良して、歌いながら寝泊まりしながら旅をするというアイデアが生まれました。
「RVIP Lounge」が最初にSXSW Festivalにお目見えしてから3年、今では気軽に集まれるコミュニケーションの新しい“場”として人気を博しています。以前greenzで紹介した、英語学習にも使えるカンファレンスTEDでも、今年のアフターカンファレンスのコミュニティとして「RVIP Lounge」が大活躍しました。一昔前なら、キャンプファイヤーでみんなで肩を組んで歌う、その現代版といった感じでしょう。
今年のSXSW Festivalでは、西海岸チーム vs. 東海岸チームが、それぞれ「RVIP Lounge」に乗ってテキサス州オースティンの会場に向かいながら、アメリカンアイドル(アメリカの超人気オーディション番組)よろしく参加者が歌を競い合うというイベントも行われました。
大規模イベントとのコラボだけでなく、普段は個人のパーティーに使われたり、時には街を流しながらの無料ライドもあります。ロサンゼルスに行く時は、Twitterアカウント「@RVIPLounge」やメールアドレスでコンタクトを取れば、「RVIP Lounge」に飛び入り参加できるかもしれませんよ!
(via GOOD)
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