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飼育方法に応じて評価!Whole Foods Marketの食肉格付け制度「Animal Welfare Rating」

Whole Foods Market公式ウェブサイトより抜粋

Whole Foods Market公式ウェブサイトより抜粋

スーパーなどで食肉を購入する際、どんなことをチェックしますか?見た目の色つやだけでなく、産地もチェックポイントのひとつ。さらには、「どこで飼育されたか?」のみならず、「どうやって飼育されたか?」がわかると、安全性や環境負荷、動物福祉などの観点をより考慮して、購入の是非を判断できますね。このほど、米スーパーマーケットチェーンの「Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)」では、家畜の飼育方法に応じた独自の格付け制度「Animal Welfare Rating」が導入されました。

「Whole Foods Market」は、第三者認証機関「Global Animal Partnership」と提携し、「Animal Welfare Rating」を制定。全米291ヶ所1,200以上の農場で生産される牛肉・豚肉・鶏肉製品を対象に、檻を使わないなどの基準を満たす「Step 1」から、生涯一ヶ所の農場のみでの飼育を条件とする「Step 5+」まで、独立機関の「Global Animal Partnership」が格付けし、その結果を、製品のパッケージに、シールで色分け表示する仕組みです。すでに一部の製品でこの制度が導入されており、2011年5月9日には、すべての牛肉・豚肉・鶏肉に展開される予定となっています。

従来、「Whole Foods Market」では、抗生物質や成長ホルモンが無添加の菜食だけで飼育された家畜の肉のみ販売するなど、厳しい販売ルールが設けられていましたが、格付け制度「Animal Welfare Rating」は、これをさらに一歩前進させるための取り組み。”一つ星”にあたる「Step 1」を得るだけでも、約100の基準をクリアしなければならないという厳しい制度ですが、この格付け制度を通じて、生産者と共同で、より品質の高い製品づくりと、動物福祉に配慮した畜産の実現を目指しています。

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「Animal Welfare Rating」といった客観的な基準によって、購買判断に役立つ情報が提供されるのは、消費者にとってもありがたいこと。公正なアカウンタビリティによって、生産者・販売者・消費者の三者間の信頼関係の向上にもつながるでしょう。他の地域、他の業界でも、同様の取り組みが広がるといいですね。

[via PSFK]

Whole Foods Marketの「Animal Welfare Rating」について調べてみよう。