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部屋ごと旅できる日がやってくる?線路を使った”移動式建築”が想像力を刺激する!

images courtesy of jagnefalt milton

images courtesy of jagnefalt milton

大自然の真ん中に四角い部屋だけがぽっかりと浮かんでいる………
何とも言えない幻想的な光景です。これが一体何なのか分からないけど、とにかくこの世界に行ってみたい!と思わせられる、強く惹き付けられる写真です。

これは、ノルウェーのandalsnesという街を活性化するためのアイデアコンペで受賞した、スウェーデンの建築事務所 jagnefalt milton が考案した「a rolling master plan」というプランです。電車の線路を、街中から自然豊かな山奥まで至る所に敷設して、その上を箱型の建物が移動するのです。箱の住人は自分の好きな場所に移動して、写真のように大自然の真ん中でも生活することができます。

Rolling Master Plan

日常生活では街中の便利さも必要だけど、休みの日や週末は自然の中でのんびりしたいというライフスタイルも、この移動式住居なら実現できます。季節毎に住む場所を移動したり、農作物を街に運んでそのままお店にして売ったり、アイデア次第で色々な用途が考えられます。

Rolling Master Plan

しかも、この箱型の建物は、ワンルームの四角の部屋の他に、縦長の二階・三階建てのものもあります。住居だけでなく、移動式ホテル、スパのような入浴施設、コンサートホールなどもあります。

Rolling Master Plan

写真を見ていると、あまりにファンタジックな光景で映画などの架空のシーンに思えますが(もちろん今のところ架空ですが)、このアイデアが実現したら現実の光景となる日も来るかもしれません。人間だけが移動するノマドから一歩進んだ、家ごと移動する新しいノマドスタイルですね。この写真を見ている間だけでも、「自分だったらどこに住もうかな…」としばし妄想の世界で遊べる素敵な提案です。

(via designboom