green drinks Tokyo(12/10)レポート:注目のノマドワーカーから、未来の働き方を学べ!

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12月のテーマは「IT+サステナビリティ=?」

毎月greenz.jpがお送りするグリーンなパーティーgreen drinks Tokyo!(略してgdT!)一年を締めくくる12月10日(木)のgdTは、恵比寿のTime Out Cafe&Dinerにて盛大に行われました。お料理は、LIQUID ROOM屋上のお野菜を使ったオーガニック料理。今回はテーマがITと言うこともあり、Ustream(なんと3つも!)やTwitterが大活躍! gdTの最中もiPhoneで中継している人やTwitterでつぶやいている人達が会場のあちこちで見かけられました。会場に来れなかった人達ともweb上でgdTを共有することが出来、次世代ITのチカラをひしひしと感じた一晩でした。

【スピーカー】

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左から鈴木編集長、川井さん、松村さん。

松村太郎さん

松村太郎さん(@taromatsumura)(写真右)

東京在住のジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ(クラブ、MC)。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。1997年頃より、コンピュータがある生活、ネットワーク、メディアなどを含む情報技術に興味を持つ。これらを研究するため、慶應義塾大学環境情報学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。

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川井拓也さん@himanainu_kawai)(写真中央)

CM制作会社に入社後、2000年に世界1周する客船の上に洋上デジタルプロダクションを設立。独立後に開発した体験伝達メディア「ライフスライス」は2002年度文化庁メディア芸術祭特別賞を受賞。コンテンツディレクションカンパニーのヒマナイヌを2004年に設立。2006度のメディア芸術祭では遊具「Howdy?」とweb「ケータイと恋愛の法則」が2部門で審査委員会推薦作品を受賞。「ミクシィ年賀状」「日産CUBE」「ボーダフォンLOVE定額」「トヨタ IST」などのミクシィの公認コミュニティ運営のディレクション実績があり、クロスメディアなコミュニケーションプランニングを得意とする。

<モデレーター>
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鈴木菜央(@suzukinao)(写真左)

クリエイティブで持続可能な世界に変えるグッドアイデアを毎日伝える Web マガジン「greenz.jp」編集長 

Ustream中継はこちらからどうぞ!

当日のパワーポイントはこちらをご覧ください!

今回はこの豪華な3人で「work2.0」をテーマにした新しい生き方・ワークスタイルについてのトークセッションを行いました。ノマドワーク(ITを使うことによって、特定のオフィスを持たずに働くワークスタイル)、ソーシャルビジネス、サステナビリティなど旬なキーワードが飛び交うトークに、会場の来場者達も興味津々。つぶやきの量がとんでもないことになっていました! (#gdtokyoで検索してみてください!)

まず最初の話題となったのが「個人の成熟が、サステナブルな未来につながっていくのでは」というもの。greenz.jpの鈴木編集長は、これからは「会社に勤めるという囲われた社会から、契約的な社会へ変化していくのではないか」と発言しました。そこで出てきたのが、ノマドワークという概念です。ITネットワークが広まったことにより、働く場所や時間を、今や個人が自由に選択できる時代へと突入したのです。川井さんは「ノマドワークは、自分で仕事をコントロールできるワークスタイル。この働き方なら、子育てや自分の時間を作る事ができる」とこの働き方のメリットを強調。一方で松村さんは、「もっと仲間を増やしていきたい。ノマドワークを成功させるためには、仲間のネットワークが大切。ノマドの巣を作っていきたい」と語りました。

また、「転職」という考え方についても、大変ユニークな発言が飛び出しました。通常私たちが会社を辞める時、また新しい会社で働くために「転職」活動をします。しかし、川井さんはこの「転職」を違う言葉で言い換えたのです。それは「転職ではなく、加職」という認識です。一人の人に対して一つの会社と言うことではなく、自分が得てきた経験を活かしながら、木の年輪のようにどんどん仕事の枠を広げていく働き方だそうです。一つの会社に定年まで勤め上げるという、今までの固定概念をひっくり返す発言に、Twitter上でも多くの人がこの言葉を取り上げていました。

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iPhoneを片手にUstreamを使って中継する人たち

そして後半は、彼らが注目するTwitterやUstreamなどのITツールの話題へ。話題の焦点となったのは、これらのツールが人と人をあっという間に繋げてしまうと言うこと。気持ちや情報を共有することによって、世界が繋がっていくと彼らは主張します。

そこで出たのが、松村さんの「変態は世界を救う」という発言!飛び抜けた感覚を持っている人やスゴイ行動力のある人達など、今までお金にできなかったようなスキルがどんどん換金できるような社会になってきたと言います。それは、かつて繋がらなかったニーズが、ITツールを通じてマッチングしていくようになったからでは…と、彼らは推測します。このムーブメントがもっと大きくなっていけば、一人の変態(?)が本当に本当に世界を変える日が来るかもしれない!なんてワクワクな言葉なんだろう!

また、ノマドワークを始める人へ勧めたいのが、やはりTwitter。Twitterは、RT(発言を共有する機能)して自分の意見を広めてくれるチアリーダーや、reply(返信機能)で、自分のアイディアを引き出してくれるバディをいつでもどこでも自分と繋げてくれる。こういう人達が身近に居続けてくれるという環境は、ノマドワーカーにとってのかけがえのない原動力になるだろうと語りました。共感本能を刺激するTwitter、色々な人の想いを結びつけ、まだまだ巨大化していきそうです。

そして最後は、ネットとリアルについて話が移りました。意外なことに、様々なITツールが生み出され発展した今、逆にローカルな場所や生身(LIVE感)が見直されてきていると言うのです。松村さんは、大学の授業をTwitterだけで行ったことがあるそうですが、教室を封鎖した時と、実際に顔を合わせて行った時とでは反応が違う事に気がつきました。機能は同じかもしれないけれど、生でしか伝わらないことが実は沢山あるようです。これには川井さんも強く共感し、「メディアが発達して便利になればなるほど、人はLIVEを求める傾向がある」と分析しました。例えばこのgdも実際にUstreamで流しているわけですが、それでも来場者が減るということはないだろう、と。なぜなら、多くの人は言葉として情報を得ることを目的にしているのではなく、会場にある人との出会いを求めているからだそう。結局、ネットで抜け落ちている部分を補うのはリアルでしか出来ない、ということなのです。

「work2.0」のテーマから見ていくとデジタル面に焦点が集まりがちだけれど、それでもリアルがあってこそのネット。デジタルは、リアルに繋がるためのキッカケであり、「サポート」の役割を果たしているという表現の方が適切かもしれません。

今回のトークセッションでは、働き方から生き方・つながり方まで様々な話題が上がりましたが、ゲストから目からうろこの発言がいくつも出ていたのが印象的でした。今までの「働く」という概念をがらっと変えてしまう彼らの姿は、多様化し続けるワークスタイルの未来そのもののような気がします。場所にとらわれることなく、自分らしく自由に働ける日がもうそこまで来ているのかも?

彼らの活躍に期待を込めて、これからも応援(=どんどんフォローしてRT)していきたいと思います!

【会場の様子】

来場者のPC,iPhone率の高さが際だつ、gdの様子はこちらからどうぞ。


Created with Admarket’s flickrSLiDR.

今回のgdは、3人の魅力がコラボレーションした名言がいくつも生まれた貴重な回でした。とてもレポートでは紹介しきれないので、ぜひTwitterでもチェックしてみてください。こちらからどうぞ)gdに参加できなかった人達も読み応えのある名言を連発しているので、彼らの発言にも要注目!エネルギーが沢山もらえますよ。

それではまた、次回のgdでお会いしましょう。
次回は12月17日(木)、gdクリスマススペシャルの予定です!
詳細はこちら。是非ふるってご参加下さい!