「環境問題」とか「健全な消費社会」とか、興味はあるけど、難しくて分かりにくいと思ったことはありませんか?せっかく勉強しようとしても、言葉が難しすぎたり、自分には身近に感じられなくギブアップしてしまったり。
今回は、アメリカ・カリフォルニアのバークレー発の教育プロジェクトの、分かりやすさが嬉しい、楽しい教育素材を紹介します!
過去にgreenzの記事でも紹介した、2008年に始まったこの教育プロジェクトStory of Stuff(SOS)は、活動開始から様々な方面で注目され、最近ではプロジェクトがさらに増えて話題になっています。SOSのミッションは
『製造から消費までのプロセスを、エコロジカルでサステイナブルなものにすること』
このプロジェクトの面白いところは、複雑で難しい市場経済や資本主義社会の仕組みを、非常に分かりやすくアニメーションで表現し、子供から大人まで深い理解へと導く活動をしているところです。また、一般視聴者だけでなく、教育マテリアルとしてアメリカの学校の授業でも簡単に使えるように、他言語対応や副教材をダウンロードなどのサポートをしています。やはり大量生産・大量消費社会から循環型社会へのシフトには、教育に根付いた深い理解が必要ですね。
SOSの代表であり、ビデオのコメンテーターでもあるAnnie Leonardは、20年にわたり自分の身の回りの物質がどこで作られ、またどこに捨てられるのか探る旅をして、訪問国はなんと40ヵ国以上!世界中のありとあらゆる工場を訪れ、大量生産が行われるその場を目にしています。その彼女がコメントしている、アニメーションに注目してみましょう!
The Story of Stuff
Released December 2007
以前にgreenzで紹介したこのビデオでは、めくりめく大量生産と大量消費の話についての紹介。2007年にリリースされてから1000万回以上も見られている超ヘビーローテーションのビデオです。ややこしい市場経済やリサイクルの原理を分かり易くAnnie が説明してくれます。
The Story of Cap & Trade
Released December 2009
カーボントレーディング(排出権取引)に潜む問題点を厳しく指摘しています。誰が儲けて、誰が損をするのか、今まであまり語られてなかったその仕組みを学べます。
The Story of Bottled Water
Released March 2010
今飲んでいるペットボトルの水、本当においしいですか?本当に買う必要がありますか?手軽に買えるペットボトルの水の真実にせまります。本当は水道水の方がおいしいという報告もあるとか。
一つのことを考えると、難しく考えすぎて分からなくなってしまうことがありますが、このような分かりやすいマテリアルを活用して勉強するのはとてもいいですね。分からないことがあったらまたAnnieに聞いてみましょう!
ペットボトルの水の真実を知る!