日本のランニング人口やサイクリング人口は、ここ数年でかなり増加している。どちらもお金を掛けずに気軽にできる運動なので、不景気の影響も考えられるが、人々が自然に回帰している流れだとも思える。そんなインドアからアウトドアへの流れを取り込んだ、新しいタイプのフィットネスクラブが「BEACH葉山 アウトドアフィットネスクラブ」である。
BEACH葉山は、その名の通りアウトドアスポーツを中心としたフィットネスクラブである。「OCEAN」「BEACH / STUDIO」「MOUNTAIN」のカテゴリー別に、多種多様なプログラムが用意されている。一部を例にあげると、ロングボードサーフィン、オーシャンスイム、シットオンカヤック、アシュタンガヨガ、サンセットビーチフラ、トレイルランニング、ノルディックウォーキング、マウンテンバイク、ボルダリングなどである。アウトドアスポーツに興味がある人には、かなり魅力的なラインナップだろう。
BEACH葉山のレギュラー会員になると、これらのスポーツが月額15,000円で楽しめる。しかも、道具などのレンタルは無料で利用できるのだ。これなら、興味はあっても道具を揃えるハードルを越えられなかったスポーツも、気軽にトライして楽しむことができる。(料金プランの詳細はコチラ)
設立のきっかけは、アウトドアフィットネスグループ代表の黒野氏の「フィットネスはなぜインドアだけなのか?」という疑問からだった。フィットネスや病気の一次予防の現場に長年携わった黒野氏は、医科学に基づいた運動が病気や怪我の回復に目覚ましい効果を上げることは分かっていた。しかし、病気や怪我を“予防”するとなると、日頃からその運動を継続することが重要になってくる。
スポーツクラブやフィットネスクラブでの運動は、入会時はやる気満々でも、なかなか長続きしない事が多い。プライベートで長年アウトドアスポーツを楽しんでいた黒野氏は、自然に囲まれ雄大な景色を眺めながらスポーツをすることは、体だけでなく心も開放してくれることを実感していた。これこそが継続の原動力になり、人々のサスティナブルな健康への近道だと気付いたのだ。
自然の中でスポーツを楽しみながら自分の身体を気遣っていると、自ずと周りの環境にも気遣う気持ちが生まれる。BEACH葉山は、環境保全にも高い意識を持ち、カーボンニュートラルな施設運営や、廃油リサイクルシステムを活用したクラブカーの運行など、環境へ配慮した取り組みも実施している。
「アウトドアのフィットネスクラブだと、自分が利用したい日が雨だったらスポーツができないのでは?」と懸念している人もいるかもしれない。BEACH葉山には、ヨガやボルダリングなど、屋内のスタジオでのプログラムも充実しているので、雨の日はそちらを利用するのもいいだろう。
ただ個人的には、雨の日はフィットネスは休んで、晴耕雨読もいいじゃないかと思う。そんな風に暮らしていると、天気も人生も、晴れの日ばかりじゃないし、雨の日ばかりでもないと、自然と受け入れられるようになってくる。
サスティナブルな社会とは、まず自分自身がサスティナブルであることから始まる。大自然の中で運動し身体も心も開放すれば、気分が良くなるだけでなく、より自然でサスティナブルな自分に近づけること間違いなし!
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