つい最近、国内大学の公開講座を検索できるサイトを紹介したばかりだが、今回はアメリカの名門大学の講義も受講できてしまう無料サイトをご紹介!
お得感いっぱいのそのサイトは、おなじみYouTubeが開設したYouTube EDU。150以上のアメリカの大学の通常講義や特別講演の動画がアップされている。
ディレクトリには、英国タイムズが毎年発行しているThe Times Higher Education Supplement (THES)の世界の大学ランキング2位、イエール大学の名も。
Yale大学の講義がアップされているyalecursesチャンネル
さっそく、再生回数の多い動画をチェックしてみよう。
アクセス数が一番多いのはuctelevision。ここには、カリフォルニア大学の公共放送テレビチャンネルUCTVの動画がアップされている。その内容は、科学、医学、人文学、芸術、公衆衛生など、一般向けから専門家向けまで多岐にわたる。
3000以上の動画がアップされているuctelevision チャンネル
チャンネル登録数のダントツのトップはMIT。微積分学、コンピュータ科学、物理、航空工学など、いかにも、といった科目の講義が並ぶ。
気を取り直して、”environment”でキーワード検索してみたところ、Earth Day2009の再生リストを見つけた。「アメリカ人の考える世界気候変動」、「メディアが描く気候変動」、「気候変動と気候正義(Climate Justice)」など、興味をそそられる題名の動画が並ぶ。配信元のResearchChannelは、私たちの生活や将来に影響を与える研究や技術や発見、発明などを紹介する動画を300以上アップしている。
Earth Day2009の再生リストにアップされている「気候変動と気候正義(Climate Justice)」は、気候変動を倫理的側面から議論する興味深いパネルセッションだ。
YouTube EDUでは、気になる大学のキャンパスライスをのぞき見ることもできる。留学を考えている人は、ぜひチェックしてみよう。
たとえば、プリンストン大学は、こんな動画を発信している。
手の届かないハイレベルの大学という印象があるプリンストン大学だが、この動画を見ると、なんとなく親近感を抱いてしまう(笑)。
膨大な数の動画がアップされているYouTube EDU。講義以外の動画も多く、ディレクトリ(大学名での検索)とキーワード検索しかできないため、たとえば特定の内容の講義を見つけるのに時間がかかるという弱点がある。不便だな、と感じたときは、Academic Earthを使ってみよう。こちらも、アメリカの大学の講義をバーチャル受講できるサイトだ。YouTube EDUに比べると、大学は数校に限られてしまうが、科目名(残念ながら環境学やエコロジー学はない)や講師名で動画を検索できる。
ゴールデンウィークで旅やスポーツで体を動かしたあとは、バーチャル講義で脳を刺激してみては?
YouTube EDUにアップされたEarth Day 2009の動画を観る
YouTube EDUで気になるアメリカの大学の動画をチェックする