長塚圭史率いる演劇プロデュースユニットとして独特の世界観を生み出す「阿佐ヶ谷スパイダース」。そして、CD、DVDジャケットなどのグラフィックデザインで実力者として一目置かれる存在の常盤響。その夢のコラボが、オーガニックコットンTシャツで実現した。そこには彼らのこだわりとアツい想いがいっぱい詰まっている。さっそくその誕生の物語と概要を紹介しよう。
「阿佐ヶ谷スパイダース」にピンと来ない方、まずはこの動画からご覧ください!
これはテレビ放送されるホラー舞台の予告映像。見ての通りの存在感と、彼らのキャッチコピーでもある
時代から生み出す進行形の世界観
が話題をよび、演劇のポータルサイト「演劇ライフ」でも上位にランキングされる今注目の劇団だ。彼らの独特のスピリチュアル感をテーマに常盤響がデザインし、今回制作されたTシャツがこちら。
グラフィックT(黄)/グラフィックT(緑)/ロゴT(赤)
デザインは3パターンでそれぞれのデザインにもこだわりが感じられる。特に、今回の“マスターピース”と位置付けられている「グラフィックT(緑)」には、阿佐ヶ谷スパイダース3人のメッセージが、ユーモアのあるデザインとともに刻まれている。メッセージの詳細や、他のデザインの詳細はホームページを見てみよう。
でもなぜ劇団のプロモーショングッズをオーガニックコットンTシャツに?プロデュースを担当したクラブキングは、“Tシャツで様々なメッセージを発信し、共有する”という思想のもと「T-SHIRTS AS MEDIA」というTシャツコミュニケーションプロジェクトをプロデュースしている。街ゆく人のTシャツに書かれているメッセージ、思わず読んでしまった経験は誰にでもあるはず。彼らはそこに目をつけ、メッセージ発信のメディアとして、Tシャツ制作に取り組んでいるのだ。
さまざまな分野のアーティストとコラボをしてメッセージを発信していく過程で、「Dictionary」というネットワークで環境問題への取り組みが始まり、2006年より、オーガニックコットンでTシャツを制作する試みをスタートさせた。
彼らがオーガニックコットンにこだわる理由は、ホームページに詳しく説明されている。
このTシャツはクラブキングのホームページ、阿佐ヶ谷スパイダースのホームページ、どちらでも購入可能。
また、ポッドキャストやWeb動画でも見られる彼らのおかしな対談の様子は、ファンならずとも必見!
演劇やデザインを選ぶようにオーガニックを選ぶ時代がまもなくやってくる。そんな未来を予感させてくれる彼らの実験に注目!