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古タイヤからカバンが生まれる!? 新素材「HEVEA」のオシャレアイテム

greenz/グリーンズ HAVEA

HAVEAのホームページより


ガソリン価格の高騰で、クルマを手放そうと思っている人は少なくないかもしれない。でも、クルマは工業製品のカタマリで、廃棄するにも大変な手間がかかる。また自動車リサイクル法によって無駄なく利用するよう決められているが、リサイクルorリユースできない部品もある。

たとえば「タイヤ」。ゴムと金属でできた部品ですが、溝がすり減ってしまったら廃棄するほかないというのだ。しかし、もともとクルマを支えるものですから、その素材はかなりレベルが高いもので、捨ててしまうのはもったいない。

そこでリバースシステムによるエコプロダクツを数多く発表している株式会社コーハンでは、使い終わったタイヤをリサイクルする方法を編み出した。そのタイヤを細かく粉砕して、独自の技術でシート化するといった手法で生みだされているのが『HEVEA(ヘベア)』と名付けられた新素材である。

タイヤに使われていた素材をもとにしているだけあって、HEVEAシートは丈夫なのが特徴。そこでタフさが求められるビジネスバッグなどのカバンが作られている。まさに古タイヤの有効活用で、石油に由来するゴムの再利用は原油価格の高騰にも対応したもの。さらに製造時に排出される二酸化炭素については、きっちりカーボンオフセット済みと抜かりがない。

HEVEAというリユースの形。このような取り組みをする企業が増えることによって、消費型社会から持続可能社会へシフトしていけるはず!