ふわ〜ふわ〜。目の前を通りすぎるシャボン玉。見てるだけで、ココロ癒される…。
そのシャボン玉が、自転車から出ている? これって…
よーく見ると、自転車の後輪には何やらツールが。これは「Bloom」という装置で、自転車のペダルを漕ぐと、空気を取り込んでシャボン玉が出てくる仕組みだ。実はこれ、「Design21:Social Design Network」主催のデザインコンペ「Power to the Pedal」(自転車のアクセサリー用品や補完部品のデザイン募集)で、ファイナリストに選ばれた作品。
しかし、ただのシャボン玉がではない。野菜由来の石けんで作られたシャボン玉に、植物の種がくっついている。この「Bloom」のついた自転車に楽しく乗っているだけで、風にのって種はまかれ、街路の割れ目やすき間に落ちる。やがて、種が生長して花が咲き、歩道は緑でいっぱいになるというわけだ。なんか想像しただけでも、ニッコリしちゃう!
ちなみにこれは、未来の人々の行く先々でリンゴの種を植えて蒔いたという、ジョニー・アップルシードの伝説がインスピレーションのもとなのだとか。
コンクリートジャングルに向けたツールなので、湿潤な日本の地では必要ないかも? でも、自転車に夢をのせて走るなんて、すごくロマンチックですね!