先日、greenzでも記事の中で同行を追った「グリーンピース鯨肉事件」の公開討論会が7月2日(水)に緊急で行われることになった。
あのNGOグリーンピースが鯨肉を盗んだの盗まないのといった今回の事件では、「窃盗かどうか」に社会の関心が集まっていますが、私達は、むしろグリーンピースが社会に問いかけてきたことを見つめる必要があるのではないかと考えています。
つまり重要なことは、日本は商業捕鯨に相当するような捕鯨を「調査捕鯨」と称して続けているらしいこと、大手水産会社は捕鯨には実はネガティブであること、そして何より国からの補助金(つまり税金)による調査捕鯨事業でありながら、鯨肉の横流しがあるらしいということ。そういったこと全体を明るみに引き出すことをグリーンピースは目的としていたようです。しかし、社会一般は「窃盗か否か」の問題に終始しています。
また、果たして逮捕の必要があったのか。これは市民活動の自由を脅かすものではないのか。という疑問もぬぐえません。
本質的な問題はどこにあるのかを考えるために、公開討論会を開催します。
これは、決して、「グリーンピースを救おう」という主旨でなく、「何が問題なのか?」「何を見つめるべきなのか?」をポイントとし、さまざまな意見の交流を図ることを目的とします。
とプレスリリースには、書かれている。
一つのニュースに対してさまざまなメディア・人が意見を交わしていく課程で、「真の問題」を見失ってしまうことは過去を振り返ってみても多い。「真の問題」を改めて考えるためにも、グリーンピース・ジャパン代表の星川淳さんらゲストたちが交わす生身の声を聞くことはとても重要なことではないだろうか。
また、先頃には、「グリーンピース鯨肉事件」への市民の声を集めたサイト「で、ホントのところはどーなのよ、今の日本の捕鯨って」がオープンした。ここからもまた貴重な声を聞くことができる。
クジラどーなの?公開討論会
グリーンピース鯨肉事件 ~何を見つめるべきなのか?~
日時: 7月2日(水)18:30開場 19:00開演 20:45終演
会場: EPO(環境パートナーシップオフィス)会議室
渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F 03-3406-5180
ゲスト: 池田 香代子(作家・翻訳家)、 喜納 昌吉(音楽家・民主党参議院議員)、
谷岡 郁子(民主党参議院議員) 、保坂 展人(社民党衆議院議員) 、
マエキタミヤコ(サステナ代表) 、星川 淳(グリーンピース・ジャパン事務局長)
参加費:500円
参加申込: 参加希望者はホームページ(http://kujiragp.jugem.jp/ )よりお申込ください。定員(70名)になり
次第締め切らせていただきます。
主催: クジラどーなの?ネットワーク (アースデイ東京2009実行委員会準備会
有志、サステナ、トージバ、ナマケモノ倶楽部、greenz.jp)
協力: パタゴニア日本支社
問合せ: クジラどーなの?ネットワーク事務局 TEL03-5774-9048