「省エネのために、こまめに電気を消さなきゃ。」
家ではマメに消している電気も、
旅行や出張でホテルに泊まったときなどは、
ついついあちこちの電気を
つけっぱなしにしてしまう、
そんなことありませんか?
今日ご紹介するのは、
ついついつけっぱなしにしてしまいがちな
ホテルの部屋の電気を消すことを促す広告です。
ホテルの部屋の電気を
つけたり消したりするスイッチに、
リアルな火力発電所の写真がのった
パネルが貼られています。
さりげなく書かれているコピーは、
「部屋を出るときにはスイッチを切ってください」。
自分のちょっとした行為が
大きな問題につながっていることを
すぐに認識させる強さがありますね。
小さいながらも
美しく計算されたデザインが
静かな説得力を持っています。
ホテルにとまってちょっと浮かれぎみに
なっているところに、
ドスンと事実を突きつける表現。
小さなものでも、
的確なアートディレクションと絶妙な場所の選定で、
想像以上に大きな効果を生むことができるんですね。
この広告事例を見てから、
私はどのスイッチを見ても
このパネルが浮かんでくるようになってしまいました。
どこでも、こまめに消さなきゃ!