日本郵政グループの郵便事業会社は2日、今年度から集配用の自動車2万1000台すべてを電気自動車(EV)に切り替える方針を明らかにしたそうです。
EVは車体価格が高いですが、ガソリン代が高騰していて200円/Lも現実味を帯びてきたことから、切り替えによって数十億円の削減につながり、採算が取れる見通しなんだとか。今後8年程度かけ、順次切り替えを進めるとのこと。
これは思い切った取り組みですね。郵便事業会社問い合わせたところ、EVのメーカーや車種はまだ検討中だそうです。でも、量産を計画している三菱や富士重工や日産からの発売はまだ先なので、すでに発売しているベンチャー企業「オートイーブィジャパン」の「ジラソーレ」などを採用するか、富士重工や三菱から試験的にごく少数の提供を受けるのかもしれません。
また、今回の導入に合わせて、全国の郵便局約1000拠点の駐車場に、EV用の急速充電装置を設置する方針で、一般の利用も検討しているそうです。EVは、航続距離が100~200kmと短いため、普及には充電スタンドの整備が必須と言われていました。だけど、もし同社の充電装置を一般の人も利用できることになれば、普及に拍車がかかりそうです。
電気とガソリンで走るハイブリッドカー、電気で走る電気自動車、圧縮空気で走るエアカー。。次世代のエコカーとしての座を勝ち取るのはどれなのか、ますます目が離せません。