greenz.jpと共同取材という形でジョン・ウッド(ルーム・トゥ・リードCEO)のインタビューを行った、“環境と社会貢献と「志」のビジネス情報誌”オルタナの最新号No.6が発売中だ。
オルタナ今号の第一特集は「不毛なゴミ論争を止めよう」。さまざまな論争が飛び交う「ゴミ問題」に対して、オルタナ的、循環型社会の実現に向けてのメッセージとは?早速レビューしてみよう。
日本のリサイクル率は一般(家庭)ゴミで19%(05年)、産業廃棄物は51%(04年)という。これは世界において低い数字である。
東京都23区のプラスチック分別問題では、自治体に対して容器包装リサイクル法に基づいた分別収集を法律で義務付けていないことが、そもそもの問題だ。全国的に見ても、容器包装プラスチックを分別する自治体は全体の51%に過ぎない。
だそうだ。こうやって数字を出されると面くらってしまう。うーん。こんなに低いのか、日本よ。確かに、私の住む地区でもスーパーなどのお店側の取り組み意外には、容器包装プラスチックの分別は義務づけられていない。こういったことは、自治体こそ積極的に動いてほしいものだが。
オルタナでは、
不毛な論争を続けるより、廃棄物の総量を減らし、リサイクル比率を挙げるよう、住民、行政、企業、専門家が一体となった取り組みが必要なのである。
と説き、世界中のゴミ問題に対しての取り組みを紹介している。
日本のお隣、韓国がまたすごい。家庭ゴミ収集を完全有料化を実現させたのだ。しかも開始したのは、1995年!今から13年も前である。さらに、「一回用品」(使い捨て用品)を法律で禁止することまでやってのけた。これらの動きによって、見事に韓国は、1人あたりの一般ゴミの排出量を54%まで減らすことに成功しているという。お見事!
さらに、エコ力(ぢから)があるドイツの画期的な取り組み、日本の地方自治体では、仙台市のゴミ有料化への動き、リサイクル率8割以上という徳島・上勝街の40種ゴミ分別にもぜひ注目を。こちらは本誌の方でじっくり読んでみて。驚きますよ。
その他コンテンツは、こんな感じ。
第二特集
・フェアトレード成功の方式第三特集
・有機化粧品市場、拡大の兆しCSRレビュー
・ミゼットからロボットへ 大和ハウスグループニュースエッジ
・イタリア、公共施設で太陽光発電」 ほかビジネスウェーブ
・客が支払額を決めるレストラン(アメリカ合衆国)マーケティング
・もう一つのブランド論:イノベーションこそ最大の武器
・CSR経営論:マテリアリティの堂々巡りオルタナパーソン
・ジョン・ウッド(ルーム・トゥ・リード)子供の教育で「世界を変える」ニューススクランブル
・家庭の配色油も回収します ほかフード
・グリーンミシュラン:ビーンズ・キッチン
・グリーングルメガイド:M-SIZE「自然酵母パン」ほか健康
・KIYOの哲学:日本人に最適なダイエットとは?
・ホリスティックNOW:「やめられない」は、体からのシグナルオピニオン
・株式会社東芝 CSR推進室 佐々木 智子さん
・私のエコひいき:自動販売機は要らないカルチャー
・もう一つの話題作:アース
・後書きの余韻:社会起業家という仕事-チェンジメーカー2ダイアローグ
・田口ランディ連載「エゴからエコへ」:完全犯罪の可能性トラベル
フランス・シャトーホテル巡り
ブルゴーニュでワイン三昧ショップ&グッズ
・一貨店礼賛:ふろしきや やまとなでしこ
・デザイン・コンシャス:ヴォルタイク太陽光発電バックパック