今年から2年に1回の開催となった、第40回東京モーターショー。その、マスコミ向け特別公開日に入場した、自動車ライターの中村ジョーさんから最速エコレポートが届きました。
近未来・未来・超未来、そしていま…自動車メーカーの考える明るい展望
いよいよ今週末、10月27日から一般公開がはじまる第40回東京モーターショーを一足先に見てきましたよ。
多くの報道陣は復活した日産GT-Rに大注目(上の写真は、GT-Rの発表の場に集まっているマスコミ陣)ということで、今回の主役はCO2を垂れ流すスーパーカーかと思いきや、いやいや主役はやはり環境対応テクノロジーでありました。
その代表はガソリンエンジンより効率がよいディーゼルエンジン。各メーカーのブースで次世代型のクリーンディーゼルが飾られています。たとえば日産自動車のブースにあった「M9R」エンジン。
現在、排ガス基準の関係で、ディーゼルエンジンを使った乗用車は新車ではほとんど販売されていません。しかしこのエンジンは基準をクリアしており、来年2008年にも市販車搭載予定。近未来のテクノロジーを感じます。
さらにムダをなくした自動車として、トヨタはプリウスを超軽量にしたかのような「1/X」(写真下)を出品。
トヨタ 1/X
ドアさえないシンプルな黒いボディと白いシートのコントラストが和の心を感じさせます。これはガソリンエンジン+電気モーターのクリーンなハイブリッドの進化形。
またスバルのブースではピュアな電気自動車「G4eコンセプト」がフロントにコンセントをくわえた姿で展示されています。こうしたコンセプトカーは次世代の環境対応車をイメージしたもの。まさに未来のクリーンカーです。
こうした展示からもわかるように、技術的には環境対応へのめどはたっているのかもしれません。なぜって、自動車メーカーは将来に明るい展望を持っているから。たとえばホンダのコンセプトカー「PUYO」(写真下)がイメージしているのは『環境問題がクリアになった20年後に求められるクルマ像』というもの。
HONDA PUYO
環境対応技術に追われていた数年前までは考えられなかったようなコンセプトです。それだけ自動車メーカーが技術的に目の前が開けてきたということでしょう。PUYOは、ボディを柔らかいシリコン素材でおおった燃料電池車。見晴らしがよかったり、リラックスできるシートがついていたりと、居ごこちよいクルマに仕上がっています。
またブースによってはグリーン電力証書を掲げているところも。しっかり“いま”の環境についても考えているところに感心させられました。
クルマって便利だけど、石油ばっかり食って一番環境を壊す原因じゃない……? と思いがち。でも、便利だからこそ、ずっと使い続けていきたいツールでもあります。そのため、エコカーやエコ技術についての開発は、いまやこのように急ピッチで進み中。エコを真剣に考えている、最も熱い業界かもしれません。
次回は、現在のハイブリッドカーや燃料電池車のトレンドについて、お伝えします!