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人生の最期をカーボンニュートラルでしめくくる

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人生の最後に、誰もが迎えるのが、死。死ぬときには、誰の迷惑にもならずに死にたいとは、多くの人が思うところだろう。そこで、環境に負担をかけない紙製のエコ棺が、話題となっている。

棺の名前は「エコフィン[ノア]」。軽くて丈夫、そして安全な素材で作られたトライウォール・パックを使用。中に貼る布も、なるべく天然素材を使い、接着剤も化学的なものを使わず、有毒ガスが発生しないつくりとなっている。今までの棺は合板製で、たくさんの木を必要とし、化学物質が多いものだったが、エコフィン[ノア]は、森林資源を有効に使え、カーボンニュートラルな棺として好評を得ている。

また、1棺ごとに10本の植林をモンゴルで行うなど、燃えた分の棺をおぎなう活動も活発だ。現在、さまざまな場所で展示を行っているが「ぜひ使いたい」という人が多数。最期もエコでしめくくるのも、なかなかカッコいいかも……。