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100Mile Diet!家から半径160kmから採れた食材だけで生活するカップル

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カナダ・バンクーバー在住の男女2人が家から半径160kmから採れた食材だけで生活する「100 Mile Diet」を行い、話題を呼んだことで、北米を中心に「100 Mile Diet」を実行する人が増加している。

あなたが知らずとも、フツーの食事をとると、食材は遠く離れた場所からやってきていることが多い。たとえば、日本で食べる食パン。原材料の小麦の多くはアメリカで生産されたもの、つまりおよそ10000km離れたところから運ばれてきているのだ。地球の裏側でとれた食材を食べると言うことは、輸送のために多くの石油を使い、CO2を排出するということでもある。

2005年春、カナダ・バンクーバー在住の男女2人が、そのような現状に挑戦する実験を決意をした。それが、「100 Mile Diet」。1年間にわたって、食料、飲みものなどすべてを、自宅のアパートから半径100マイル(約160km)からのみ、手に入れて生活をするというものだ。ちなみに、「Diet」とは、食生活という意味。

2人はウェブサイト上に毎日の食生活を綴るブログを開設し、実験は始まった。すぐに英国BBCをはじめとする各種メディアが取材に来て、結果たくさんの人が独自の100 Mile Dietプロジェクトを始めるに至った。

「挑戦でしたね。本当のアドベンチャーだった」と2人がウェブサイト上で表現した、このプロジェクトは、開始直後は地元の食材で幅広い食材を揃えることができず、ジャガイモを大量に食べる羽目になったという。しかし、地元の農家やファーマーズマーケットの応援で、「食べたことも、見たこともない」さまざまな野菜を教えてもらい、食卓がどんどんと豊かになっていたそうだ。「『100 Mile Diet』は季節を感じる実験だったように思います。季節の中にも、より小さな季節があり、その中にも、さらに小さな季節があることを知りました。つまり、私たちの食卓は、絶えず変化する、豊かなものになったのです」。

ウェブサイトにはさまざまな機能もある。google mapを利用した「あなたの100マイルはどれくらい?」であなたの家からの半径100マイルを調べたり、「あなたの100 Mile Diet体験談」に書き込んだりすることもできる。また、常に北米で行われる最新のイベント情報を得たりすることもできる。

あなたも、100 Mile Diet、やってみる?

●100 Mile Diet
http://100milediet.org/