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今年のEcological Debt Dayは10月9日

Ecological Debt Dayとは、日本語に訳してみると「環境的負債超過転落日」。これは、その年の初めから累積して、地球が自己回復可能な資源量を、人間の消費が上回った日のことで、この日以降12月31日まで、人間は地球が回復できない負荷を与え続けて生きていかなければいけないということ。そして、今年は10月9日に世界がEcological Debt Dayを迎えたと、英国のシンクタンク(彼らによると、’think-and-do’ tank)new economics foundation (nef)によって発表された。

これは世界全体で見た場合で、nef は国毎についても Ecological Debt Day を計算しています。つまり、地球環境の恵みによって、自国内で毎年利用できる資源量を、その国内での消費が上回った日、ということになりますが、先進国が発展途上国の資源を搾取しているという事実がある以上、先進国のEcological Debt Day はもっと早い段階で訪れているはずです。実際、イギリスの Ecological Debt Dayは、今年は4月16日に訪れていたと、nefは発表しています。

この日以降イギリスは、自国内の資源のみでは生きていかれずに、海外の資源に頼って活動を続けてきた、ということになります。イギリスのEcologicalDebt Dayは、1961年では7月9日、1981年では5月14日と、年々早くなってきています。

では日本ではどうでしょうか? nefのウェブサイトから、Ecological Debt Dayカレンダーがダウンロードできます。これによると、今年の日本の Ecological Debt Dayは、何と先進国の中でも2番目に早く、3月3日。エネルギーも食糧も海外に大きく依存している日本は、経済大国である前に、環境負債大国なのかも知れません。

ニュースリリース
http://www.neweconomics.org/gen/ecologicaldebt091006.asp

new economics foundation
http://www.neweconomics.org/gen/