じゃがいもは南米が原産地。インカ帝国の人々の重要なカロリー源でした。ヨーロッパに伝わった当初は観葉植物として親しまれ、かのマリー・アントワネットは舞踏会でじゃがいもの花を髪に飾っていたとか! 日本には1600年頃に伝わりました。
現在は日本でも色々な品種にお目にかかれます。ほくほくした食感が特徴の男爵は、コロッケにぴったり。煮崩れしにくいメークインは、煮物に最適。中身の黄色いキタアカリは、カロチンが豊富。しっかりとした硬さのニシユタカは、串を刺すおでんや揚げ物向け。その名の通り赤い皮をしたアンデスレッドは、男爵に似た食感で、ポテトサラダにおすすめです。使い分けてみると驚くほど違いがあって楽しめます。
生産者さんいわく、じゃがいもは取り入れが1日遅れただけでも芽が青くなって味が落ちてしまうので、収穫期は時間との戦いだそう。家庭で保存するときも日光や高温を避けるとおいしさをキープできます。
カリウムたっぷりのじゃがいもは、塩分を排出してくれる働きがあるので、高血圧の人におすすめ。ビタミンCも豊富なので、「太りそう…」なんて先入観を捨てて、美容のためにも食べてくださいね!
ジャガイモのポタージュ
ー材料(2人分)ー
じゃがいも 300g
玉ねぎ 300g
水 300ml
野菜ブイヨン 固形のもの1個
豆乳 250ml
塩、こしょう 少々
パセリ 適宜
ー作り方ー
1.じゃがいもをよく洗い、玉ねぎは皮を外し、小口に切る。
2.鍋に水と1とブイヨンを入れて火にかけ、柔らかくなるまでコトコト煮る。
3.2をスープごとミキサーにかけてドロドロにする。
4.3を再び鍋に入れ、豆乳を少しづつ加え、混ぜる。
5.4を火にかけ、塩、胡椒で味を整える。
6.パセリを浮かべる。
ー調理のコツー
じゃがいもを煮るとき水が足りなくなったら少しずつ足す。
豆乳を加えたら沸騰させないようにすること。
*編集部味見録*
皮付きのまま作ったスープ。おいしいジャガイモで作ると風味もまろやかで皮独特の苦みやとがった味もなく、ほんとにおいしい。豆乳でさらにやさしい口当たりに仕上がっています。寒〜い日には特におすすめ!
※この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
http://www.organicnavi.com/とのコラボレーションにより、実現しています。野菜に関するお問い合わせはオーガニックナビまでお願いします。
生産者:高原野菜の里(有機野菜生産事務局) 渡部功治 さん
有機JAS認定機関:NPO法人 愛媛県有機農業研究会
参考:(独)農畜産業振興機構HP
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