年中目にすることができるたまねぎ。旬は一体いつなのでしょうか? ということで、調べてみました、収穫時期は九州から近畿にかけては春から初夏、関東は初夏から夏、東北は夏から秋、北海道は秋。つまり、冬以外は日本中どこかで旬のたまねぎが収穫されているのです。ちなみに、現在市場に出回っているたまねぎは東北のものが多いです。
たまねぎの原産地は定かではなく、中央アジアや地中海沿岸だと言われています。古代エジプトの時代にはすでに栽培されていて、『旧約聖書』や『千夜一夜物語』にも、たまねぎを食べたり、精力剤にする話がいくつか出てきます。でも、こんなに古くからあるわりに、ヨーロッパ一帯に広まったのは16世紀、日本に入ってきたのは明治時代と遅いのです。
ところでたまねぎと言えば、涙を流しながら刻んだ経験はありませんか? あれは、たまねぎに含まれる「硫化アリル」という成分が、空気に触れて催涙性物質が発生するからです。しかし、この硫化アリルは、ストレスに効くビタミンB1の吸収を増進させるので、ストレスが溜まりやすい人にはぜひぜひ食べていただきたいお野菜です。
“蒸したまねぎ、揚げたまねぎの胡麻ソースかけ”のつくり方
材料
たまねぎ 大1個
塩(蒸し用) 小さじ1/2
【胡麻ソース】
白胡麻ペースト 30g
濃口醤油 大さじ1
白ワイン 大さじ1
水 大さじ1
1.たまねぎの芯と平行に半切りにする
2.(1)のたまねぎの半分は蒸し用、もう半分は揚げる用に使用する
3.蒸すたまねぎに塩をふりかけ、沸騰した蒸し器で7分蒸す
4.揚げたまねぎは中心から放射状で最後まで切らずに飾りで包丁を入れる
5.(4)のたまねぎを180℃の菜種油で5分ほど揚げる
6.胡麻ソースはボウルで混ぜ合わせ、たまねぎにかけてできあがり
*採れたての若いたまねぎほど甘みが増します
*編集部味見録*
たまねぎを2種類の方法で調理したものをいただいた。ひとつは“蒸したまねぎ”、もうひとつは“揚げたまねぎ”。同じたまねぎで、さほど味付けしていないにもかかわらず、味がぜんぜん違う! 蒸したまねぎは甘くてジューシー、揚げたたまねぎはほんのり苦味があって大人の味。たまねぎの味を堪能できることまちがいなしですぞ。
- すわっ! たまねぎ爆弾!?
※この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
(http://www.organicnavi.com/)とのコラボレーションにより、実現しています。野菜に関するお問い合わせはオーガニックナビまでお願いします。
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