かぼちゃの原産地はアメリカ南部からメキシコ。紀元前数千年前からあったようです。これが、コロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、世界中に広まりました。日本に入ってきたのは16世紀。ポルトガル人により九州に伝えられました。
かぼちゃには、大きく分けて「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類があり、今回のは「西洋かぼちゃ」。生産者さんによると、西洋かぼちゃは日本かぼちゃより育てにくいそうですが、お味は断然おいしいのです。
しかもこの西洋かぼちゃには、βカロテンがいっぱい含まれています。その量、なんと日本かぼちゃの5倍以上。βカロテンには体の各器官が酸化するのを防ぐ抗酸化作用があり、がんや心臓病の予防、コレステロール値の低減などへの効果が注目されています。また、腸に吸収されるとビタミンAとなり、粘膜を保護してくれますから、喉や鼻から入る風邪菌のブロックにも、目の粘膜からくる疲れ目にも効果抜群です。
“かぼちゃのメープルシロップ蒸し 赤ワインソース添え”のつくり方
材料
【かぼちゃ】
・かぼちゃ 1/4個
・レモン 1/8個
・メープルシロップ 大さじ2
・水 50cc
・塩 1g
【赤ワインソース】
・赤ワイン 100cc
・てんさい糖 20g
1. 鍋に水を入れてかぼちゃを皮を底にして置き塩をまんべんなく振る
2.(1)に絞ったレモン果汁とメープルシロップをかけて、弱火で蒸し煮する
3. 5分程蒸したら、水分がなくなるまで火にかける
4. 3cm程度の厚さにスライスする
5. 別の鍋に赤ワインを入れて強火でアルコールをとばし、てんさい糖を加える。お好みでレモン果汁を入れてもよい。かぼちゃにかけてできあがり
*編集部味見録*
目をつぶって食べてみたら、お芋と間違えるような、ホクホクとした“食感”、そして、“甘さ”。「いも・くり・なんきん」をこよなく愛する私としては、かぼちゃひとつで、いもとなんきん、2種類の味を楽しめたのがうれしい。フルーツソースみたいな赤ワインソースをかけて食べたら、まるで、食後のデザートとしてもいける一品に。
- ご飯のおかずに、はたまた、デザートにいかが?
※この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
(http://www.organicnavi.com/)とのコラボレーションにより、実現しています。野菜に関するお問い合わせはオーガニックナビまでお願いします。
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