ふと気がつくと、愛用のシステム手帳とのつき合いが20周年を迎えた。知り合いのカメラマンにプレゼントされたものだけど、とても丈夫で重宝している。SAZABY製で、最近ホックがきっちりしまらなく、チラッと糸がほつれているが、まったく問題ない。黒皮もコーヒーがこぼれたり手垢がついたりして黒光りしているけど、キレイなもんだ。
やっぱり品質のいいものは高価であっても長持ちするもんだ。同じくプレゼントされたボールペンも10年は使っている。他にもパパスの綿のパーカーは13年使っているし、車も10年乗ったし、奥さんとももう14年一緒だ。品質がいいのか、それとも気が長いのか。
最近、「もったいない」という言葉がはやっているが、元来、年配の方は自然に「あ〜もったいない!」という感覚が備わっている。「電灯がつけっぱなしだよ」とか、「水道の蛇口をそんなに開かなくても皿は洗えるだろう」とか、自分もよく言ってしまう。
でも、最近一番もったいないなと思うのは、人の人生だったりする。団塊世代の人たちも若い人たちも、自分に何ができるかというのは、最も興味があることかと思う。まだまだこれからできることはあるのだから。
自然な自分を発揮できて社会に貢献できるのは幸せなんだろうなあ。