緑のピーマン、真っ赤なトウガラシ、色とりどりのパプリカ。これらはすべて、元は1つの“トウガラシ”でした。トウガラシの原産は中南米。これがコロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、品種改良の結果、トウガラシよりは甘味のあるピーマンやパプリカが生まれたのです。トウガラシが日本に入ってきたのは16世紀。ピーマンは、もっと遅い明治時代に伝えられました。
さて、このピーマンには美肌効果のあるビタミンCがたっぷり含まれ、1日にとるべきビタミンCの1/4が、ピーマン1つで取れてしまうのです。しかも、普通は熱に弱いビタミンCも、ピーマンの場合は加熱しても壊れないのです。夏の日焼け後の美肌対策に、おいしいピーマンはいかがですか?
“ピーマンと茄子の味噌炒め”のつくり方
材料
ピーマン 3個
茄子 2本
ししとう 5個程度
塩 3g
酒 50ml
麦味噌 30g
てん菜糖 10g
菜種油 20ml
1.ピーマンを小口切りにする。
2.茄子を半月の輪切りにし塩を振り、水を出す。
3.酒、味噌、てん菜糖をよく混ぜ合わせる。
4.フライパンに菜種油を入れ熱くなったら茄子を炒める。
5.ピーマンとししとうを足し、全体に火が入ったら(3)の調味料をいれ水分が飛ぶまで強火で炒める。
*編集部味見録*
編集部員Mこと私は、ピーマンが大嫌いだ。あの苦みがどうも……。今回、旬の野菜にピーマンが選ばれ、泣く泣く、大嫌いなピーマンを口にした。しかし、これがビックリ。にがウマ! 爽やかな苦みなのだ。むしろ食欲が増す。どんどんいける。そして、驚くのが苦みと一緒にしみ出す“甘み”。ピーマンが嫌いな子ども(私のようないい年の大人も)、有機ピーマンなら食べられるかも! ぜひお試しあれ。
- 苦い、甘い、うまい
※この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
(http://www.organicnavi.com/)とのコラボレーションにより、実現しています。
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