グリーンピースは大豆取引のアマゾンに与える影響について、過去3年にわたって調査を行い、レポート“ Eating up the Amazon”(アマゾンを食い尽くす)(英語 PDF)にまとめた。その結果を受け、マクドナルド社や他のヨーロッパの食品小売業者がグリーンピースに協力し、大豆取引業者に対し、アマゾンの森林破壊を停止するよう働きかけてきた。
その結果、ブラジルの大豆取引の大部分を占める米国の穀物商社大手のカーギル社(Cargill)をはじめとするブラジル産大豆の取引業者は、アマゾンで新規に森林転換して生産される大豆の購入の2年間停止(モラトリアム)に合意。これは「この10年間で毎分サッカー場5つ分の面積の森林が破壊されている」と言われているアマゾンの森林破壊を止める大きな一歩! となる。さらに今後は合意内容を具体的な活動計画として実施に移すため、大豆取引業者、生産者、NGO、政府によって構成されるワーキング・グループが設置されることになっている。
- 某キャラを使いキャンペーンを行った
ちなみに、マクドナルドがグリーンピースに協力した背景には、グリーンピースが仕掛けたウェブからマクドナルド社にメールを送るアクションの影響も大きいそうだ。
「ecoスゴイ未来」は一人ひとりの働きかけから! 消費者が動けば大きな企業もエコな方向に動くというわけです。
グリーンピースのプレスリリース(日本語版)
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20060726_html?gv
グリーンピースのプレスリリース(英語版)
http://www.greenpeace.org/international/news/McVictory-200706