今のままでは、地球環境の問題や社会の問題など、不安な要素がいっぱいです。次世代の子どもたちに明るい未来を残したい。暗い社会にならないように未来を変えていきたい。そんな思いで、言の葉さらさらプロジェクトはスタートしました。
普段の生活では、あまり考えることがない約20年先の未来の生活、そして未来の日本のついて、短冊に願いを託してみませんか。
全国から寄せられた願いごとは集計・分析し、未来のビジョン描きながら、市民・企業・行政が一緒になって2025年までに実現させていきます。
願いごとは下記サイトより2006年7月31日まで受け付けています。
言の葉さらさらプロジェクト
www.kotosara2025.jp
主催:言の葉さらさらプロジェクト実行委員会
「アースデイ東京 イベントレポート」 編集部 宮内朱美
4月22日〜23日、アースデイ東京に出展された「言の葉さらさら2025」プロジェクト。たくさんの来場者によって短冊に願いが託されました。
- たくさんの人たちが来てくれました
- 子どもたちも一生懸命書いてくれました
「願いごと、書いていいんですか?」
「わー、願いごと書こう! 書こう!」
「お前も願いごと書けよーー!!」
来場者が訪れるまで、正直、どれだけの人が、わざわざ願いごとを書いていくれるんだろう、と疑心暗鬼でした。しかし、現実には、意外や意外、七夕のシーズンでもないのに、たくさんの人が笹を飾ったブースに立ち寄ってくれました。
カップル、家族連れ、子どもたち、年配の方……。それぞれが、それぞれの大切な人と、未来の楽しいイメージを想像して共有している姿は、私の心もウキウキさせました。
「七夕には、願いごとを短冊に書いて、笹に結びつける。そうしたら願いごとが叶うんだ……」
そういう昔ながらの風習が、根強く私たちの中にあることを再認識しました。そして、明るい幸せな未来を好きな人と語り合うときの、キラキラした皆さんの表情が印象的でした。
言の葉プロジェクトは、願いを集めて、具体的な未来像を描き出し、それを社会に提案していくもの。それは、壮大なプロジェクトではあるけれども、その底辺は、幸せについて想像し、明るい未来をなんとか叶えたいなと考える、ささやかだけれど重要な機会を提供していくプロジェクトなのだと、感慨深いものを感じました。
そして、当たり前ですが、みんなが幸せを望んでいて、みんながよい社会を目指したいんだ、同じ方向を向いて進んでいるんだってことを実感したのです。
そうそう、それともうひとつ。小さな子どもたちが、「ケーキ屋さんになりたい」「ダンスがうまくなりたい」「お父さんお母さんとずっと一緒にいたい」……。そんな微笑ましい願いごとを一生懸命書いている姿を見ると、「この子たちの未来が幸せであるために、大人は真剣にがんばらんといかんなー」としみじみ思いました。
がんばろ!