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麦の収穫

麦の収穫

日が当たり、「土」に「水」が介して植物「木」が育ち、私たち動物がそこに暮らすことで地球の仕組みが成り立っています。このシンプルな仕組みに立ち返り、持続可能な暮らしをデザインするのがパーマカルチャーです。今年5月に生まれた木水土(きみと)と千里(妻)と私、ケヤキ(愛猫)の3人と1匹のパーマカルチャー的日本の暮らしを綴っていきます。

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麦ができました

昨年の秋に日当たりの良い栗林の一画を耕して小麦と大麦の種を蒔きました。春に穂を付け、梅雨に入って直ぐ、大麦が熟したので梅雨の晴れ間に麦刈りをしました。麦の甘い香りを嗅ぎながらの麦刈りは、気持ちいいです。草が茂り地力がありそうだったので窒素分は入れず必要と思われるものだけ施肥したのですがやや穂が小ぶりでした。土の様子が分かったので、次は土壌分析をしてコンポストトイレの堆肥など必要なものを入れてみようと思います。

刈り取った後は、苗作りをしておいた雑穀のシコクヒエを植える予定です。

乾燥後、脱穀して、煎って麦茶にしたり、粉に挽いてパンやお菓子を作ろうと思います。挽きたての粉は香りが違います。あの麦刈りの香りがするのです。また、報告します。おたのしみに。

今回のパーマカルチャー的ヒント

循環:土 → 麦 → 人 → 便 → 堆肥 → 土

麦わらの利用法は、またいつか。

著者プロフィール
四井真治(よついしんじ) 土壌管理コンサルタント

福岡県出身。1971年生まれ。信州大学在学中からベランダで野菜を作り始める。農学部修士課程卒業後、緑化会社、肥料会社を経て、有機農業コンサルタントを目指す。現在は、土壌の分析・改良のコンサルタントなどを目的とした「そいるデザイン」として活動。またその傍ら専門性を生かし、パーマカルチャーセンタージャパン、BeGood Cafeでは、パーマカルチャー講師を務め、パーマカルチャーデザイナーの仕事も手がける。愛・地球博ではBeGood Cafeのナチュラルフードカフェに併設されたオーガニックガーデンをパーマカルチャーセンタージャパンのスタッフの一人としてデザインした。現在も数々の現場をデザイン中。妻、生まれたばかりの子、猫1匹の4人暮らし。愛車はてんぷら油で走るゴルフと超高燃費のカブ。最近、コンポストトイレにはまっている。夢は、良い父になること。