こんにちは!”グリーンズの学校” 校長のQです。 さっそくですが、とても楽しみなクラスができちゃいました。私自身、このクラスが開講できるのが嬉しくてなりません。これからの自分の「働き方」「生き方」を変えたいと願うあなたにこそ届けたい。そんなとっておきのクラスです。
クラスコーディネーター・三好大助さんの想いを、ぜひご覧ください。
不都合な問いかけ
「今のままの働き方と生き方を続けて、人生最期に後悔しないって、本当に言い切れる?」
まさかの言葉でした。2015年8月24日。27歳の誕生日の夜。それは職場における、これからのキャリアプランを考える一人の豊かな時間、になるはずでした。シャワーを浴びて、気も和らぎ、広げたノートにペンを握りしめ向かう僕。さあ、これからどんな未来を企てようか。
しかし目の前に現れたのは、思いもよらぬ自分からの “不都合な問いかけ”。答えはもちろん、書くまでもなく明白でした。
Photo by Rayi Christian Wicaksono on Unsplash
週5日、寝る間も惜しんで働いて、必死に自分の価値を証明するために頑張る毎日。通勤のためにと都会の真ん中に借りた一室は、寝るためだけに帰ってくる無機質な空間。
頑張れば頑張るだけ、会社からは一層高い目標を課せられ、一層馬力を上げて走り続ける。
それなりに充足感もありました。お金も増えました。そこそこいい暮らしもできました。でも、なぜか満たされた感じが持続しない。周りから認められる成果を出しても、なぜだか不安感が襲ってくる。だからもっと頑張る。もっと認められる。でももっと不安になる。この繰り返し。
きっと信じたかったんだと思います。この延長線上に、いつかすべてが報われる未来が待ってるって。いつか自分の価値が社会から認められる日が来るって。
だからこの日、僕がしたことはある意味自然なことだったのかもしれません。この “不都合な問いかけ” の上にはサッと横線が入り、次のページには希望を込めた未来のプランが綴られていきました。
「こんな問いに答えて何になるんだ」
面倒な本音は丸め込み、必死になって作り上げたキャリアプランには、それなりの希望が満ちていたように思います。
でもその未来は、訪れることはありませんでした。
もう自分の人生にウソをつかない
その半年後。ある大きな出来事を境に、僕の人生は一変しました。仕事での心労、退職、そして親との深い対話によって、ようやく気づいたのです。もう親を赦そう。自分を赦そう。自分の価値を人に認めてもらうのではなく、自分で自分を認めてあげよう。愛してあげよう。と。それは、長年ないことにしてきた感情が一気に浄化された体験でした。
そして今、あの日の “不都合な問いかけ”。
「今のままの働き方と生き方を続けて、人生最期に後悔しないって、本当に言い切れる?」
正直今でも僕は、胸を張って “YES” とは言い切れません。でもだからこそ今、この問いに対して、否、あの頃の自分に対して、ちゃんと “YES” と答えられるような選択をしてあげたい。今の自分としっかり向き合い、生き方・働き方を思いきってデザインし直したい。そう思っています。
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巷では「人生100年時代」なんて言葉が流行り始めました。寿命がますます伸び、これまで通りの経済成長が見込めない世の中で、今の “当たり前” はあっという間に風化していく気配があります。
みんな、心の深い所では、違和感に気づいていると思うんです。
週5日、会社のはしごの上に向かって仕事を頑張り、貯金して安定した老後に備える。そんなこれまでの人生観だけじゃ、どうにも立ち行かなくなるんじゃないかって。
ましてや会社の数字のために、誰のためになってるかも分からない仕事をするなんてもっての他。
仕事は本来 “自己表現” のハズで、きっと誰もが “自分の歓びにつながるシゴト” や “毎日豊かさを実感できる暮らし” ができるって、僕は心の底から信じています。
ではどうすれば、この想いをキレイゴトで終わらせず、僕らは生き方を変えていけるのでしょうか。
時代のうねりの波に乗る
Trevor Cleveland on Unsplash
変化の追い風は、間違いなく、吹いています。
近年、僕らを後押しするように生まれている新しい価値観の数々。それらを言葉で終わらせず、次の時代を先に生きている軽やかな実践者たちが続々と現れています。
・仕事は同時に複数持っていい。自分の仕事をポートフォリオと捉え、稼げる仕事を持ちながらも、より自分の歓びにつながりそうな仕事を複数小さく始め、生業として育ててみる。そんな「ポートフォリオワーク(複業)」という働き方。
[参考記事]「好きなことをして食べていく」は夢物語じゃない。『「小商い」で自由にくらす』を出版した磯木淳寛さんに聞く、房総いすみ地域に住む人たちの自由な働き方
・必要以上に稼がなくてもいい。仕事とは週5日働くものではなく、人生のステージに合わせて、週休4日や5日にしたっていい。収入を減らしても豊かな暮らしはできる。そんな人生の余白と可能性をデザインする「ダウンシフト」という発想。
[参考記事] 常識をうたがい、足るを知る。『減速して自由に生きる』髙坂勝さんに、ダウンシフトの極意を聞いてみました
・都市と田舎暮らしは両立できる。緑豊かな環境で暮らすには移住だけが選択肢じゃない。都市部と地方に複数の拠点を持ち、週末や平日の合間に環境を自在に変えてみる。そんな「デュアルライフ(多拠点生活)」という暮らし方。
[参考記事] 自分らしい働き方と暮らしをつくる。米田智彦さんに聞く、ライフデザインのヒントとは?
もちろん、これらを耳にした時、以下のような問いが生まれるのが正直なところだと思うんです。他でもない僕もそうでした。
「自分のやりたいことを小さく始めて生業にするって、具体的にどうしたら?」
「収入を減らして本当に生きていけるの?」
「新しい暮らしの拠点を見つけたいけど、どうすれば見つけられるの?」
もしあなたが一つでも当てはまるなら。おめでとうございます!
今回はじまる “LIFE SHIFT JOURNEY” は、そんなあなたのために、心を込めて用意しました。
今が苦しいあなただからこそ、主役になるときがきた。”LIFE SHIFT JOURNEY” の幕開け。
この “LIFE SHIFT JOURNEY” では、頼もしい実践者をガイドとして迎え、「自分の生き方・働き方を Re-Design したい」という想いを同じにした仲間たちと一緒に、3ヶ月の “旅” をしていきます。
Photo by Robson Hatsukami Morgan on Unsplash
“LIFE SHIFT JOURNEY” を構成するのは、全5回の講座・ワークショップ・フィールドワーク。講師はもちろん、二拠点生活 / ダウンシフト / 複業の経験豊富な実践者たち。これらを通じて、あなたが無自覚に抱えてきた “思い込み” を解き、ゼロベースから自分の理想の生き方・働き方を仲間と協力しながら描いていきます。
最後には一人ひとりが自分の理想に向けた第一歩となるプロジェクトを発表。3ヶ月後も Facebook グループを中心にして、プロジェクトの実践を助け合い、長きに渡って人生を共創し合うコミュニティになることを目指しています。(3ヶ月ですべてが変わるわけではないですしね。旅路をゆっくり楽しみましょう^^)
そして記念すべき第1回となる今回!コーディネーターを僕・三好大助が、ゲスト講師を数々の実践で有名な髙坂勝さんが務め、あなたの “旅” をホストします。
1988年島根県生まれ。バングラデシュのNGO、Google などで、テクノロジーを通じた社会課題の解決に情熱を注ぐ。その経験から「この世界の在りようは、わたしたち一人ひとりの意識の在りようとつながっている」と気づき、内的世界の探究を開始。
現在はファシリテーターとして独立し、企業の組織開発や個人の内的変容の伴走をする傍ら、作品制作を行っている。
今年から週休4日・東京 / 逗子の二拠点生活にシフト。
(写真撮影:青木由希子)
1970年横浜生まれ。30歳で心労にて脱サラ。1年の旅を経て、金沢に自主的移住し、アルバイトで料理を学ぶ傍、社会活動を始める。2004年から自ら独りで営む小さなORGANIC BARを開業、「必要以上は稼がない」というビジネス論を確立し、成長に翻弄されない自由を謳歌する。2009年に店を週休2日にして、千葉県匝瑳市で米と大豆の自給を始め、半農半BARへ移行。2012年に週休3日にして、食/電気/家/生業の自給や移住がテーマのNPO SOSA PROJECT を創設し、デュアルライフへ。脱・経済成長に向けてのライフ&ビジネススタイルを楽しみ、講演・執筆でナリワイと半自給を拡げている。元ナマケモノ倶楽部世話人、緑の党Greens Japan 元共同代表、脱成長ミーティング発起人。
著書に「減速して自由に生きる: ダウンシフターズ」(ちくま文庫) 、「次の時代を、先に生きる。 – まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ -」(ワニブックス)等。
ゲスト講師の髙坂さんは、池袋でオーガニック・バーを週4日経営する傍ら、千葉県の匝瑳(そうさ)にて自給自足の生活をしています。
髙坂さんが今に至った背景は、会社員時代にありました。下がり続ける会社の売上に対し、上がり続ける自分の営業目標。最後には心労の末に退職し、自分を見つめる1年間の旅に出ます。
その経験から「成長を求めるのではなく、幸せを求める生き方」をテーマに、人生を再編集。オーガニックバーを開業する傍ら、週の半分は千葉で自給自足を営むというユニークな生き方は、多くのメディアに取り上げられ一躍有名に。
今では、髙坂さんのバーに連日様々な人が押しかけ、多くの複業・地域移住・二拠点生活・ダウンシフトの実践者たちが生まれていきました。
「今が苦しいあなただからこそ、主役になるときがきた」と髙坂さんは言います。
今の苦しさを違和感として無視せず、次の時代を先に生き始めたあなたが、今迷う誰かの未来になる。なぜならあなたのその苦しみは、きっと他の多くの人たちの苦しみを代表しているから。
数々の人生のシフトを応援してきた髙坂さんのガイドは、必ずやあなたの旅路を暖かく照らしてくれるはずです。
さあ、準備はいいですか?
Photo by Mika Matin on Unsplash
さあ、冒険の幕は上がりました!より多様な人に参加いただけるよう、価格も頑張って下げました!(笑)
あなたの目の前に見えるのは広大すぎる碧々とした大地。もしかしたら時に、この旅路は険しく映ることもあるかもしれません。
それでも、仲間と共に越えた山の先に待っているのは、きっと僕らが生まれた意味を優しく祝福してくれる景色のはずです。
Photo by Tobias Cornille on Unsplash
「今のままの働き方と生き方を続けて、人生最期に後悔しないって、本当に言い切れる?」
この問いかけに胸を張って “YES” を返せる未来に向けて。その一歩を一緒に踏み出してみませんか?
定員は限定15名。人生を変えるこのチャンスを、ぜひ掴みに来てください。
あなたと一緒に旅する3ヶ月を、講師・スタッフ一同、とっても楽しみにしています。
開催概要
講座日程
第1回 8月26日(土) 15:00-18:00:講座 / 18:30 ~:ポットラックパーティ(任意参加)
第2回 9月4日(月) 19:30-22:00:レクチャー&ワークショップ #1
第3回 9月18日(月・祝)15:00-18:00:レクチャー&ワークショップ #2 / 18:30 ~:ポットラックパーティ(任意
第4回 10月9日(月・祝)10:00-18:00:千葉県匝瑳市でフィールドワーク
第5回 10月28日(土)15:00-18:00:マイプロジェクト発表会 / 18:30 ~:ポットラックパーティ(任意参加)
カリキュラム
第1回「オリエンテーション&ワークショップ:自分の描く理想と怖れを知ろう」
「あなたはなぜ参加したいと思いましたか?」
「どんな理想の生き方 / 働き方を描いていますか?」
「そこを目指すにあたっての怖れ / 悩みは何ですか?」
そんな問いをベースに、仲間との対話を通じて、自分が抱えているものを丁寧に受容していく時間をとります。
講座終了後のポットラックパーティは任意参加。それぞれが一品ずつもちよって(購入してきてもOK!)、髙坂さんのオーガニック・バーでゆるーい対話の時間を設けます。お楽しみに 🙂
第2回「レクチャー&ワークショップ #1」
第3回「レクチャー&ワークショップ #2」
この 2-3 回の内容は、あえて事前に決めていません。第1回で出た参加者皆さんの興味やテーマを元に、柔軟に旅路を決めるためです。(旅に旅程変更は付き物ですよね^^)
「移住」が皆さん共通のテーマならそこにフォーカスした内容になるかもしれませんし、「複業」が多ければその実践に向けたワークショップも考えられます。無計画の旅が、あなたをどんな景色に誘うか、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
3回目終了後のポットラックパーティは、任意参加です
第4回「千葉県匝瑳市でフィールドワーク」
※どんな展開になるかわかりませんので、終日空けておくことをおすすめします◎
千葉県匝瑳市に集まる様々な複業家、移住者、自給自足者、二拠点生活者、ダウンシフト実践者の元へ会いに行きます。自分を素直に生き切っている彼らは、とにかく気持ちがいい!そんな匝瑳の皆さんとの対話を通じて、あなたの理想の未来の解像度を、一気に上げていきましょう!
第5回「マイプロジェクト発表会」
さあ、地図を開くときが来ました!この3ヶ月間の旅路を振り返って、あなたの地図にはどんなビジョンが描かれてるでしょうか。その場所に行くための最初の一歩をどう踏み出すか、「マイプロジェクト」としてぜひ仲間に分かち合ってください。
別に「会社を辞める!」とか大げさなことじゃなくていいんです。「◯◯へ日帰り旅行に行ってみる」だったり、「父親を飲みに誘ってみる」だっていい。正解はありません。あなたの人生にとって、必要な一歩を教えてください。また仲間の一歩をぜひ祝福してあげてください。みんなで一緒に、人生を変える一歩を踏み出しましょう!
終了後のポットラックパーティは、任意参加です
■プログラム期間中 / そしてその後
プログラム期間中は Facebook グループを中心に、参加者同士の交流、悩みの相談等ができるスペースをつくります。プログラム後も、お互いの歩みを分かち合いながら、ぜひ一緒に進んでいきましょう 🙂
このクラスで得られること
1. 自分の感情を扱うセルフ・マネジメント力
2. 複業 / 移住 / 二拠点生活 / ダウンシフトといったアクションの実践方法
3. 生涯支え合う仲間とコミュニティ
4. 自分の人生に対する信頼感と安心感
こんな想いを持っている方に、オススメです。
1. 不満はないけど、満足もない今の生き方をどうにか変えたい方
2. 複業 / 移住 / 二拠点生活 / ダウンシフトを実践してみたい方
3. 複業 / 移住 / 二拠点生活 / ダウンシフトを実践してるが、行き詰まりを感じている方
4. 人生を一緒に支え合う温かい仲間とコミュニティがほしい方
会場
グリーンズオフィス(第4回フィールドワークを除く)
東京都渋谷区神宮前2-19-5 アズマビル1階
東京メトロ 千代田線 「明治神宮前」駅、銀座線「外苑前」駅、副都心線「北参道」駅、JR「原宿」駅からそれぞれ徒歩10分
参加費
一般 ¥36,000
ピープル割 ¥34,000(先着2名)
学生/遠方割 ¥30,000(先着2名)
GIFT割 ¥31,000(先着2名)
※遠方割の対象は「現在、関東4都県(東京/神奈川/千葉/埼玉)以外にお住まいの方」です。
※ピープル割は、greenz.jpを寄付でサポートしてくださる読者限定です。まだの方もこれ機にぜひ◎ 先着2名まで。→グリーンズの寄付読者制度「greenz people」
※GIFT割:あなたがこのクラスに何かを提供する代わりに 5,000 円割引する新制度です。例えばあなたがマッサージが得意であれば、皆さんにマッサージを提供してもいいですし、書くのが好きであれば、毎回の講座の内容を記事にする、なんてのもいいですね。あなたの自由な発想で提供できる何かを、ぜひ考えてみてください。先着2名まで。
※フィールドワーク現地(匝瑳)までの交通費や、当日の食事代は各自ご負担ください
※髙坂勝さん新著「次の時代を生きる」(1,404円)。事前にこちらを読んできていただけると、講座の参加がスムーズです◎
定員
15名
※最小催行人数6名
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※開講の決定は初回授業の1週間前までご連絡いたします。
申し込み締切
定員に達したため、現在キャンセル待ちです。
キャンセル待ち希望の方は、下記の「申し込む」ボタンよりpeatixで「キャンセル待ちチケット」を取得してください。
遅くとも開催1週間前に参加可否について順次ご連絡します。
申し込み方法
下記「申し込む」ボタンをクリックしてお申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。 ※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。
みなさんのお申込みをお待ちしています!
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