Facebookでは、毎日たくさんのニュースがシェアされています。事故や災害といった悲しいニュースもシェアされることで、多くの人びとが社会的な意識を高めることにつながっています。しかし、シェアすることで助けた気になり、具体的な援助に気持ちが向かわなくなるという問題もあります。
そこで、ブラジルの赤十字は、インターネット上で機能する新しいボタンを開発しました。「いいね!」や「シェア」よりも、ダイレクトに人助けにつながるボタンです。ニュースサイトの記事によくある共有ボタンの並びにつけられた「ヘルプボタン」をクリックすると、災害などの被害者のへの援助ができる赤十字のページに飛ぶという仕組みです。
このボタンをつくったことで、ボランティアに参加する人は10パーセント、寄付は18パーセント増えたそうです。とても小さなボタンですが、ネットで日常的に行っているようなアクションを確かな支援につなげる、ビッグアイデアですね。