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3 years ago - 2013.05.07

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ニュースをポジティブな視点から発信する、英ロンドン発オンラインメディア「The Positive」

Photo by Yukiko Matsuoka

Photo by Yukiko Matsuoka

景気の低迷、経済格差、貧困問題、窃盗・殺人などの社会事件…。世の中はネガティブなニュースであふれています。
以前、greenz.jpでは、グリーンズの英国版ともいえるポジティブ志向ニュースサイト「Urban Times」についてご紹介しましたが、こちらでは、もうひとつのポジティブ系ニュースサイトとして、英ロンドンの「The Positive」を採り上げてみましょう。

「The Positive」は、「物事をポジティブに“翻訳”すれば、人々はより健康に、よりよい暮らしができるはず」との前提に立ち、政治・ビジネス・科学技術から、スポーツ・アート・グルメまで、幅広いジャンルを扱っているニュースサイトです。ネガティブな面やセンセーショナルな視点からのレポートに終始しがちな既存メディアに対し、「The Positive」は、洞察力に優れ、建設的で前向きな視点から、それぞれのニュースの背後にある課題を読み解き、その解決策を提示することをモットーとしています。

「The Positive」ホームページ

「The Positive」ホームページ

このメディアは、英紙GuardianやDaily Telegraph、雑誌のWiredやCosmopolitan、英国営テレビ局BBC、オンラインメディアのThe Huffington Postなど、一流メディアで活躍したジャーナリストが寄稿し、ジャーナリズムとしての高い質を誇っています。最近では、英国におけるクラウドファンディングへの規制緩和サウジアラビアでの女性の自転車利用の自由化など、グローバルなフィールドから比較的ニッチなニュースも丁寧に採り上げています。

また、独自の取り組みとして、子どもによる子どものためのコーナー「Children」を開設。7歳のYasmin Gianniniさんが執筆した「ロンドン塔の観光ガイド」をはじめ、クリエイティブな才能にあふれる“子どもライター”たちの記事が掲載されています。若者による若者のためのメディアとしては、映画監督マイケル・ムーア氏が高校生向けに創設した「HIGH SCHOOL NEWSPAPERS」などもありますが、この「Children」コーナーは、より若い子どもたちをターゲットにしているのが特徴といえるでしょう。

ちなみに、「The Positive」は、広告収入と寄付の両輪で運営コストをまかなっているのが現状。個人スポンサーは1ポンドから、法人スポンサーは750ポンドから、寄付することができます。

耳障りのよいニュースだけに触れて、現実から目をそらすのは問題ですが、同様に、ネガティブなニュースばかりに囲まれると、思考や意識もネガティブになりがち。イギリスで「The Positive」や「Urban Times」が多くの読者に親しまれ、日本では、我がグリーンズが、日々、ポジティブなニュースをお届けしていることは、単なる偶然の一致ではなく、ポジティブな視点からのニュースに対するニーズが国境を超えて存在するという証なのかもしれません。

ポジティブな英国メディア「Urban Times」に関する記事を読もう!
英国版グリーンズ!?ポジティブな未来を考えるニュースサイト「Urban Times」

writer ライターリスト

松岡 由希子

松岡 由希子

松岡由希子(Yukiko Matsuoka)。大阪生まれ、奈良育ち。米国MBA(経営学修士号)取得。アントレプレナーシップ(起業家精神)を専攻。経営コンサルティング、ベンチャー企業の立ち上げなど、約10年にわたるビジネスでの実務経験を経て、物書きに転身。「持続可能な未来づくり」をコアなテーマに掲げ、グローバルな視点から、幅広いジャンルで執筆中。2008年10月から2014年3月までグリーンズライターを務める。 Twitterアカウント: @boochan

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