「自分の音楽を多くの人に聞いてほしい。」
そんな想いを持つ若者が、世界中に大勢います。アフリカ、ケニアの首都、ナイロビの東の端にあるスラム、Kochという街にもまた想いをもった若者たちがいます。良い音楽を作るのにも関わらず、お金がなく、コネもないため、なかなか自分の音楽を販売するのが困難なKochの若者たちに、音楽を販売するチャンスを提供するのが二人の日本人によって設立された音楽レーベルAMP MUSICです。
まずはこちらの映像をご覧ください。
AMP MUSICはインターネットを通じて、若者たちのつくり出した音楽を聞いてもらう機会を増やし、彼らの音楽を市場に届ける手伝いをします。市場に届けることによって、価値ある音楽をつくっている若者の音楽は評価され、購入されるだろうという考えのもと、ディストリビュータとして活動をしています。
AMP MUSICがディストリビューターとなることで、以下をはじめとする、世界約400の音楽販売サイトで購買可能となります。iTunes Store(ワールドワイド)、amazon(日本、US)、Napster(ワールドワイド)、Real Networks(ワールドワイド)、Microsoft(ワールドワイド)、eMusic(US)、monstar.fm(日本)、BandCamp(ワールドワイド)。ナイロビの隅っこのスラムから、世界へ向けて、音楽を届けることができます。
AMP MUSICはスラムのラジオ局であるKoch FMを通じてミュージシャンたちと契約を結び、Kochの若いミュージシャンの音楽はAMP MUSICに渡ります。AMP MUSICはその音楽の販売を通してマージンを、Koch FMがマネジメント料を受け取ります。
音楽配信会社から受け取る売上のうち、ミュージシャン個人が受け取る割合がもっとも大きくなるように設定されており、おおむねひとりあたり180曲分の売上があれば、ナイロビ市内のスタジオを借りて録音することができます。全員あわせておよそ134曲分の売上があれば、送金手数料やサーバ代といった経費を支払った上でミュージシャンたちに送金することができるそうです。
AMP MUSICの名前の由来は「Amplify(拡散)」からきているのと同時に、African Music Powerの略でもあるそうです。もともとアフリカの音楽が持つパワーを、ディストリビューターとして”世界に向けて「拡散」することがAMP MUSICの行うこと。今、評価される機会に恵まれていない人たちに機会を提供することがミッションです。
現在は8月31日までに約134曲(2万円)を販売することにチャレンジしています。AMP MUSICの活動に共感した方はこちらからKochの音楽をチェックしてみてください!
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