太陽光で充電できるソーラー携帯から、太陽光のみでエネルギーをまかなうホットスポットやビルボードまで、太陽光エネルギーは様々な場面で活用されていますが、ついに、テレビもソーラーの時代へ?
韓国の大手メーカー・サムスン電子(Samsung Electronics)は、2011年3月、ドイツで開催された国際トレードショー「CeBit」で、太陽光エネルギーによるLCDテレビを発表しました。46インチのプロトタイプテレビには、太陽光パネルを設置。太陽の光はもちろん、屋内のほのかな照明でも発電できます。
また、このソーラーテレビのもうひとつの特徴は、透過性のディスプレイであること。画像や情報を表示しながら、ディスプレイの奥にある物体も見えるようになっています。この仕組みは、部屋や自動車のウィンドウのためのデジタルブラインドなどにも、応用できるとのことですよ。
太陽光でエネルギーを自給自足できるソーラーテレビは、一般家庭はもちろんのこと、太陽の光をたっぷり浴びることができる、屋外の大型テレビでも利用できそうですね。また、電力インフラの乏しい発展途上国でも、“オフグリッド”な家電製品として、ニーズがありそうです。
[via Innovapedia]