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“ワクワクするアイデアで渋谷のポイ捨てを無くしたい” ゴミ捨てが楽しくなるゴミ箱を設置する『夢箱プロジェクト』

渋谷マークシティ一階に飛び出すモヤイ

渋谷マークシティ一階に樽から飛び出すモヤイ像

渋谷のマークシティにこんな物体出現。

実はユニークな形をした物体、ゴミ箱なんです。ただのゴミ箱ではなくゴミを捨てると、数回に一回、モヤイ像が飛び出すという仕組付き。つい興味をひかれてゴミを捨てたくなりそうなこのゴミ箱は、以前greenzでも紹介した「The Fun Theory(=楽しい理論)」に通じるものがあります。

このゴミ箱を設置したのは、早稲田大学・慶応義塾大学・東京大学・一橋大学・東京理科大学・京都造形芸術大学の大学生9人で構成されたプロジェクトチーム。渋谷のポイ捨て問題に疑問を感じた彼らが「ゴミ拾い」だけで街をキレイにしようとするのではなく、『ゴミ箱に捨てる行為を楽しくすることでポイ捨て問題を解決しよう』と考えました。その”ワクワクする新しいアイデアでポイ捨てを無くしたい”想いが込められたその箱は、夢箱と名付けられました。

夢箱プロジェクトの伝えたいメッセージ。

夢箱プロジェクトの伝えたいメッセージ。

カン・ビン・ペットボトルを入れると、数回に一度樽の上部から渋谷の象徴であるモヤイ像が勢いよく飛び出すという仕組み。

この穴からゴミを捨てます。

この穴からゴミを捨てます。


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ランダムでセンサーが反応して、モヤイ像が飛び出してきます。

彼らはこのプロジェクトを行なうことで、「楽しいゴミ捨て」はどの程度効果があるのか調査するという社会実験も行いたいと考えているそうです。この取組を行い、ゴミ捨てを楽しくすることの効果があることを立証できれば、より多くの人がこういった活動に取り組みやすくなります。

また、この夢箱を通して、「ゴミ捨てが楽しくてもいいんじゃないの?」といったこと、そもそも日常的に行っている「ゴミを捨てる」という行為に多くの人の目が向いてくれればと考えているそうです。モヤイ像の語源になった【催合(もや)う】という動詞には、「共同で物事を行う」という意味があり、「皆で協力して、渋谷という街をより良くしていこう」というメッセージもこの夢箱に込めているんだとか。

夢箱プロジェクトのみなさん、寒い中ゴミ箱を見守っています。

夢箱プロジェクトのみなさん、寒い中ゴミ箱を見守っています。

このプロジェクトは今回で終了ではなく、今後も継続的に活動を行っていくそうです。今回の取り組みから得た情報、経験を元に、次に活かしていきたいと、やる気にあふれるコメントをいただきました。

「渋谷の街をキレイにしたい、それを楽しく行っていきたいと考える団体とどんどん連携していきたい。」

と次の活動にも意欲的なメンバーのみなさん。これからがとっても楽しみなプロジェクトです!

実施期間は今月21日まで。設置時間は8時~20時(土日の19日・20日は10時~22時)。みなさん、渋谷にお立ち寄りの際には足を運んでみてはいかがですか?

※ご指摘があり、”モアイ”と記述していた部分を”モヤイ”と改めました!大変失礼いたしました。

The Fun Theory(楽しい理論)について調べてみよう。

夢箱プロジェクトをチェック!