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以前は日曜大工をするのはお父さんの仕事というイメージが強かった大工仕事も、最近は女性でもオリジナルの棚やテーブルなどを自分で作る人たちも増え、DIY(Do It Yourself)という言葉も一般的になってきています。
今回の旅先となる石巻工房は、震災前の状況にまちを戻すのではなく、新しいまちへバージョンアップするために、結成されISHINOMAKI2.0から派生し、独立採算制のプロジェクトとして立ち上げられた団体で、2014年に法人化しました。
東日本大震災による津波で被害を受けた自宅や店舗の復旧・復興のために、地元の人たちが自由に使える公共的なスペースとしてスタートしました。建築やプロダクトにかかわるデザイナーをはじめとする関係者が集まり、補修道具や木材を提供していました。
鮨職人から家具職人へ
元鮨職人の千葉さんが工房長になったきっかけは、震災の年の夏に、被災したビルの壁を利用して映画を映すイベントがあり、使用するベンチを高校生が作っている様子をのぞきにいった時だといいます。
もともと手先が器用だったこともあり、口だけではなく手も出てしまって、作業を手伝っていたその様子を見込まれて、自然に工房長と呼ばれるようになったそうです。
千葉さんいわく、震災時はすべてが強制的にリセットされてしまったので、すべてにおいて一からやり直すしかない。ピンチをチャンスととらえて、なんとなく続けていた鮨職人の仕事をきっぱりと辞め、家具職人としての新しい一歩を踏み出したそうです。
DIY工房での仕事を体感する一日。
石巻工房のベンチは、耐久性と強度があり、汎用性と加工性の高い規格材を使用しており、外でも問題なくガンガン使えます。
頑丈な「手づくり」にシンプルで素朴でどこか愛らしいデザインの付加価値を加えて、世界初のDIYメーカーとしての「石巻工房ブランド」を確立しています。その他石巻工房では、アイデアやスキルを習得できるデザインワークショップを開催したり、地元の高校生や子どもたちへの技術指導を継続的に行うなど、新しいコミュニティや人材育成の場としての一面もあります。
この旅では、工房のみなさんと一緒にランチを作って食べます。その後、参加したみなさんでベンチを制作し、STAND UP WEEK2015の会場にもなっている橋通りCOMMONや復興バーに設置します。
ものづくりに興味がある方はもちろん、新しいまちづくりのお手伝いをしたい方、千葉さんの熱い話を聞きたい!といった方も大歓迎です!
この旅でできること。
・歩んできた道のりを聞く!
震災直後に被害にあった家屋を修繕するために、東京のデザイナーを中心とした有志がスタートさせた石巻工房が、さまざまな企業や施設で愛される理由。石巻工房のいままでとこれからをじっくり伺えます。・ものづくりの楽しさを体感!
石巻工房の木工製品は主に2×4規格のレッドシダーが使用されています。また、プロ使用の本格的な工具も使用できます。制約がある規格材を使用する理由や簡単な加工と平易な技術でも組み立て可能なデザインの力を実際に加工して、体感しよう。ものづくりのヒントがあるかもしれません。・友人になる!
旅の友は心の友!
こちらの旅はSTAND UP WEEKの会場で解散となります。
一緒に参加された方と、ぜひ乾杯しましょう!
旅をきっかけに繋がりを育んでいただければと思います。◆ ココがミドコロ!◆
千葉さんはじめスタッフの方々の大切にしている働き方のポイントを伺いながら、世界初のDIY工房の魅力が感じられます!
【日時】
7/28(火),29(水)
11:30〜18:00 6時間30分
【会場】
石巻工房
【住所】
宮城県石巻市渡波栄田164
【定員】
6名 (最少催行人数:2名 満たない場合は、全額返金いたします。)
【参加料】
1名:8640円
【詳細・申込み先】
下記ウェブサイトよりお申し込みください
(催行日7日前締切)