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24時間365日無料で産科医療を提供しているバリ島・ブミセハット国際助産院の創設者で「現代のマザー・テレサ」と称されるロビンさんと、アジア太平洋の突出した社会起業家たちにとことん寄り添った支援を続けるアースカンパニーの濱川明日香さんによる、沖縄初となる特別講演&ワークショップを応援して欲しい!
皆さん、”はいさーい!”
沖縄のうるま市を拠点に、地域づくりや環境教育に取り組んでいる、じょりぃです。日本で最も歴史の古い自然学校のひとつ、ホールアース自然学校の理事を務めながら、「100年後のうるまをつくる」というビジョンを掲げる地域商社、プロモーションうるまのプロジェクト・ディレクター、さらには日本全国でグローバル・シチズンシップ教育を推進しているグローバル教育推進プロジェクト(GiFT)のダイバーシティー・ファシリテーターとしても活動しています。
バリ島の2人の女性社会起業家を沖縄に
インドネシアのバリ島から、2人の突出した女性社会起業家を沖縄にお招きします。
主役の1人が、「現代のマザー・テレサ」と称されるロビン・リムさん。20年以上に渡り、24時間365日無料で産科医療を提供しているブミセハット国際助産院の創設者で、2011年には世界最大のニュースメディアCNNから「ヒーロー・オブ・ザ・イヤー」として表彰されています。
もうお1人は、アジア太平洋において、社会課題の解決に取り組む突出したチェンジメーカー(社会変革者)たちを支援し、日本人として初めて、ダライ・ラマ14世に「謳われることなき英雄(縁の下の力持ちの意味)」として表彰された一般社団法人アースカンパニーの代表である濱川明日香さん。
このお2人による、沖縄で初めてとなる特別講演会を開催します。タイトルは、「愛にあふれた自然な生き方~目覚めのようなお産から次世代に残せる未来を創る」。自然の摂理に沿った、赤ちゃんにもお母さんにも地球にもやさしいお産、そして社会課題に人生をかけて取り組んでいく情熱と実現力をテーマにした、アツく、そしてあたたかいトークセッションです。
2人が沖縄で講演会を行うことは史上初めてで、それだけでも画期的な企画なんですが、実はロビンさんは幼少期に沖縄本島(嘉手納町)に在住していた時期があり、およそ60年ぶりに沖縄の地を訪れるという、歴史的なイベントにもなります。
愛に包まれているブミセハットという奇跡の場
すべては、今年の3月に始まりました。ファシリテーターとして関わっている東洋大学のスタディーツアーでブミセハット国際助産院を訪れ、ロビンさんのライフ・ストーリーに触れ、その愛の大きさに号泣しました。妊産婦だったご自分の妹が、妊娠合併症で亡くなるという悲劇を乗り越え、「貧しさは、命を諦める理由にならない」という信念のもと、24時間365日、どんな人でも無償で受け入れる診療所を開設。
徹底的に赤ちゃんとお母さんに寄り添い、自然に沿った丁寧でやさしい”目覚めのような”お産は、母子死亡率を先進国並み、あるいはそれ以下に抑える成果を上げています。へその緒をすぐに切らず、自然に乾燥して取れるのを待つ「ロータスバース」も広めています。
どこまでも寄り添う愛は、何もお産だけに限った話ではありません。父親が無職と分かれば、仕事探しを一緒にする。視力が弱くて仕事ができないとなれば、視力検査をしてメガネも無償で提供する。必要であればHIV検査もするし、貧困が理由で手放してしまった子どもを探し出したり、助産師の卵に奨学金を提供したり。近年では、地震やハリケーン等の被災地にも駆けつけ、仮設テントでのお産や医療活動をサポートしています。
ロビンの壮大な人類愛に触れて、すぐに思いました。「ロビンを沖縄に招きたい!!」
僕自身、沖縄で3歳になる息子の子育て真っ最中ですが、さすが出生率が全国1位の沖縄、子どもが多くて子育てしやすいなぁといつも感じています。一方で、貧困率・離婚率も残念ながら全国トップ、子どもにとって辛い環境の話題も決して少なくありません。そんな沖縄だからこそ、お産のこと、子育てのこと、そして親と子の関係性について、深く考える機会をもちたいと考えました。スタディーツアーを共創した明日香さんにもその想いを伝え、「どうにかして実現したい!」と考えつつ、バリ島を発ちました。
3年ぶりに紡がれた奇跡のつながり
僕がブミセハットを訪れたわずか1週間後、同じブミセハットを訪れ、ロビンのストーリーに触れ、「沖縄にロビンを!!」と考えた方がいました。それが沖縄市のゆいクリニックで活躍している助産師の万理さん。以前からロビンさんの熱狂的なファンでもある万理さんの想いを聞いた明日香さんは、「ついこの間、沖縄から来たファシリテーターが同じ想いだったので、みんなで一緒にできたらいいですねー」と。「えーーーっ、そんな方が沖縄に!!会ってお話したい~!」と万理さんも大いに盛り上がり。もちろん、この時は明日香さんも万理さんも、あくまで一般的な希望論としてお話をしていたのですが…
実は、ここがミラクル・ストーリー。
僕の息子は、ゆいクリニックさんで生まれていて、万理さんにももちろんお世話になっていました。息子が生まれてからは1度もお会いしていなかったのですが、明日香さんから連絡を受けて、ビックリしたのなんのって。まさかまさか、あの時の助産師さんが同じことを感じていたとはーーーっ!!
3年ぶりに再会した万理さんと2人して、なんだか妙なハイテンションで(笑)講演会の企画を練り上げました。
皆さまからの”志金”は
上のチラシをご覧頂いてもお分かりにように、講演会の参加費は、子育て中のお母さんにこそ気軽に子連れで参加して欲しいとの思いから、1人1,000円(オーガニックランチ付きだと2,000円)と、安めの料金設定にしています。当然、ロビン・明日香さんの航空券代や宿泊滞在に係る費用を賄えるボリュームではありません。このクラウドファンディングで皆さまにご協力をお願いしたい”志金”は、ロビンと明日香さんの沖縄滞在に係る、
・東京→沖縄→バリの航空券代
・沖縄での4泊5日の宿泊滞在費および旅費交通費
ならびに、ブミセハット国際助産院ならびにアースカンパニーへの支援に使わせていただきます。
返礼品として、オリジナルデザインのTシャツ・バッグ、そして!
助産師の万理さんが、首里のことり工房さんをはじめとする愛にあふれた仲間たちにお願いをして、とても素敵な作品ができあがりました。いずれも100%オリジナルで、地球と子宮と赤ちゃんを抱くロビンのシルエットがデザイン化され、「Peace begins at Birth(平和はお産から始まる)」とのロビンの言葉も入っています。さらには、手書きがとーーーっても苦手な2人が、直筆のサンクスレターを書いてくれることになりました!(さすがにお1人おひとりに手書きすることは不可能なので、写しになりますが^^)
お産を巡る社会のあり方を考える機会にもしたい
「”子育て県”の沖縄だからこそ、出産や子育てをより深く考える場にしたい!」「起業支援の取り組みが始まるうるま市でソーシャルビジネスのマインドを育みたい!」と考えていましたが、3年ぶりに再会した万理さんから、もう1つ「企画する大きな意義」を教えて頂きました。
それは、お産をめぐる日本の環境がいかに「医療機関優位」で、お母さんたちが自分で選ぶことができない状況なのかということ。出産システム先進国のニュージーランドなどでは、妊婦は産科医・産科を学んだ一般医・助産師の誰にお世話になるか、出産する場所も含めて自由に選択できるそうで、助産師さんも必要に応じて病院の設備を利用しながら医師や病院のスタッフと連携するため、ハイリスク妊娠の方でも不安なく助産師を選択できる制度が整っているとのこと。「子育て支援」を声高に叫ぶなら、お産を巡るこういった制度も、もっともっと「お母さん優位」になって欲しい。
愛に溢れたお産が、愛に溢れた赤ちゃんや家族を育み、社会を、世界を、もっとやさしく平和なものへと変えていく。今回の講演会が、男性も含めて改めてお産を巡る社会のあり方を考えるきっかけになればと思います。