中島ナオのはじめての書籍を出版したい!
はじめまして、中島ナオです。
QOLデザイナーとして「がんをデザインする」ことに取り組んでいます。
例えば、髪があってもなくても楽しめる ファッション&ケアアイテム「N HEAD WEAR」や、みんなの力でがんを治せる病気にするプロジェクト「deleteC」。
これらの活動には、自身のバックグラウンドが大きく関係しています。
私は31歳の時に、乳がんという病気であることが分かりました。
様々な治療、そして、手術を経験しました。失ったものは数えられないほど多く、できなくなったことを考え始めたらきりがありません。ある秤で見たら、まわりとの差は重すぎるでしょう。
ですが、失う経験の後に気がついたのは、持っているものや変わらないものも、同時にたくさんあることでした。
工夫すること。かたちにすること。続いていく毎日で、自然と行ってきたのは暮らしを少しでも心地よく、自分であることを楽しむことでした。
今の自分を好きでいられるように。辛い状況でも工夫をしたり、新しく挑戦をしたりすることで、暮らしの中に楽しみを持ち続けることができました。
それでも、がんになっても大丈夫とはいえないのが現状で、世界共通の大問題であることも変わりません。
だから私は「がんをデザインする」ことによって、いまを変えていきたいと思うようになりました。
アイデアを出し続け、さまざまな場所へ足を運び、想いを伝えることで私の頭の中で思い描いていたことが、かたちとなって動き始めました。
ご縁を手繰り寄せるようにして出会った人たちとそれぞれが持っているものを掛け合わせてきた7年間を、一冊の本にまとめて、たくさんの方々に届けたいです。
2021年4月1日 中島ナオ
『がんをデザインする』ってどんな本?
たくさんの “選択肢のひとつ” になりたい
31歳でがんを患った中島ナオは、まず最初に大学院への進学を決意しました。
その後も500円玉貯金(2年間半で貯めた総額55,000円)を資本に株式会社を設立し、QOLデザイナーとしていくつものブランドやプロジェクトを立ち上げました。
どんなときでも、なりたい自分を描き、考え行動してきた7年間。
自身を ”何者でもなかった” と表現する彼女のちいさな挑戦は、やがてたくさんの人の希望となっていきます。
私たちの人生の中には、さまざまな変化が訪れます。それでも、毎日の暮らしはつづいていきます。
「ここからどうしていけばいいんだろう…」
ふと立ち止まって自分を見つめるとき、この本を開いてみませんか?
この本は、中島ナオの思考(アイデア、視点、興味、好奇心)に触れられる内容を軸に、ただいま原稿の執筆とデザイン、編集をプロジェクトメンバーで全力で進めています。
『がんをデザインする』を読んでくださった方々にとって、毎日をより心地よく生きていくためのヒントとなるような本にしたいです。
「がんをデザインする」4つのプロジェクト
毎日をより心地よく過ごし ”今の自分を好きでいるために”
デザイナー中島ナオは、日常から社会全体、がんを取りまく様々な課題に取り組んできました。
生きづらいと感じている当事者だからこそ持てる想いと、デザイナーの視点で、アイテムのデザイン構想・商品化、教育活動、がんの治療研究を応援するプロジェクトの発案など、「QOLデザイン」をしています。
そんな中島ナオが、自分自身、社会と向き合い、人との出会いや経験から生まれた「がんをデザインする」の、主なプロジェクトをご紹介します。
●hitowan 伝統にアイデアを。変わりゆく日常の中で寄り添ってくれる漆の器
●N HEAD WEAR 髪があってもなくても楽しめるファッション&ケアアイテム
●Canae 下着をつけていても、いなくても、ファッションを楽しみ、背筋を伸ばせるリラックスウェア
●delete C みんなの力で、がんを治せる病気にするプロジェクト
おわりに
中島ナオの原動力は、溢れる好奇心です。
今あるものを工夫すること。初めての人やものごとを興味深く面白がる姿勢。彼女はどんなときでも、好奇心を持って行動し続けることで、常識にとらわれない新しい選択肢を作ってきました。
この一冊には「“今”の自分を好きでいるためにできること」に向き合ってきた中島ナオの言葉やアイデアが詰まっています。
きっと多くの人の希望につながると、私たちは感じています。この本が、変わりゆく毎日を生きるあなたの心に、そっと寄り添うことができますように。
【募集締切り】 5月25日(火)
【申込み先・プロジェクト詳細】 クラウドファンディング詳細ページ