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一般財団法人森から海へは、日本の多様で豊かな自然を守り育むための仲間を増やすことを目指し、2023年9月17日(日)に各分野の専門家をゲストに招き、クロストークと参加者と一緒にダイアログ(対話)するイベントをスタートします。
第一回目のテーマは「生物多様性(命の多様性)」
自然を守り育む活動においては、 “そもそも自然とは何か? ”を読み解く力(意識感性)を養うことや、自らが取り組む自然の場がどのような環境なのかを、観察し理解することが大切になります。
そこで、重要な観点が「生物多様性」。
つまり「多様な生き物のいのち同士がどのように関わり合って生きているのか?」という視点だと考えています。
そこで今回は、生物多様性の専門家である坂田昌子さん(一般社団法人コモンフォレスト理事)と南正人さん(麻布大学獣医学部野生動物学研究室元教授)をお招きして、自然観・環境倫理・死生観・生命観を通した「生物多様性」についての講義とクロストークをしたのち、参加者みなさんで感じ考え、表現する機会をつくっていきます。
坂田 昌子(さかた・まさこ)さん
一般社団法人コモンフォレストジャパン理事
環境NGO虔十の会代表
生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などの国際会議に参加し、国際会議と一般市民をつなぐ活動を行う。 地元の東京都高尾山の自然保護活動をしつつ、日本各地で講演活動やネイチャーガイドに招かれ、生物多様性を保全した持続可能な地域づくりに尽力する。
南 正人(みなみ・まさと)さん
麻布大学獣医学部野生動物学研究室元教授
1957年京都生まれ。シカの行動を観察し始めて44年目です。1989年からは宮城県の金華山という島で、シカに1頭1頭名前をつけて観察するようになり、すでに1000頭を越えるシカの一生を見てきました。1993年から15年間は長野県軽井沢で自然ガイドをしていました。2009年から2022年まで麻布大学で教員として学生と一緒に野生動物の研究をしました。ネコが好きで、シカやカモシカの研究と共に、ネコが野生動物に与える影響に興味を持っています。著作は「シカの顔,わかります」(東京大学出版会)、「野生動物の行動観察法」(東京大学出版会共著)、「野生動物への2つの視点」(ちくまプリマー新書共著)、「動物たちの気になる行動(2)」(裳華房共著)など。
さらに、実際に森を守り育む活動の事業例として弊団体の活動紹介と今回の会場「かなめのもりビル」の見学ツアーとして土中環境再生を施した建物と敷地をオーナーの井上創さんと巡ります。
イベントの最後には、アースフードプロデューサー新納平太さんによる“季節野菜や狩猟肉をアレンジしたフィンガーフード”を囲みながら、食を通した対話で締めくくります。
新納 平太(にいろ・へいた)さん
アースフードプロデューサー
NPO法人BeGood Cafe代表理事
amazing catering
鹿児島生まれ。2000年よりBeGood Cafeに参画し、マクロビオティック、ヴィーガンなどのケータリングを展開する。2011年からはC.W.ニコル氏と共同展開する『ニコルズフォレストキッチン』、フジロックフェスティバルのThe ATOMIC CAFE、Rebirth Projectなどのフードディレクションを手がける。2023年埼玉県東松山市に開校した、子どもの未来そうぞう教育研究を行う研究機関amazing collegeのフードプロデュースをスタート。
イベント概要
■名称:都会から森を考えるダイアログイベント「生物多様性(命の多様性)」
■日時:2023年9月17日(日) 11:00-受付 11:30-開始
■会場:かなめのもりビル2F かなめのもりのがっこう
〒142-0063 東京都品川区荏原3丁目5−4 東急武蔵小山駅東口より徒歩7分
■募集人数:先着55名(現地参加)・35名(懇親会)
※講演から施設見学ツアー前まではライブ配信&アーカイブを予定しております
■当日のスケジュール ※予定
11:30-開会
11:40-坂田さん講演
12:10-南さん講演
12:40-クロストーク
13:40-講師と参加者とのダイアログ
14:00-森から海への事例紹介
14:30-かなめのもりビルオーナー井上さんトーク+施設見学ツアー
15:10-休憩&ダイアログ
15:30-懇親会(新納さんトーク+ダイアログ)
17:00-終了
■登壇者 ※敬称略
坂田昌子 一般社団法人コモンフォレスト理事
南 正人 麻布大学獣医学部野生動物学研究室元教授
渡邊 智惠子 一般財団法人森から海へ代表理事
■進行役
西林幸恵 一般財団法人森から海へ
■一般財団法人「森から海へ」について
森からはじまり、里山、畑、街、川、そして海に関するさまざまな問題に関して、解決に向けた以下の取り組みや情報発信を行う。
①鹿の命を無駄にしない目的での、ペットフードの製造販売。
②ペットの心地よい毎日に寄り添うための、オーガニックコットンウエアの製造販売。
③森と鹿の関係性の実情を知るためのツアーを定期開催。
④学びの場としてのイベントの開催。
⑤活動を通してでてきた利益は、森を守るための人材育成へ活用。