北大江公園は、一見すると、大阪市内のごくごく普通の、街中にある小さな公園です。

10年前、この公園がリニューアルされた際に”北大江公園の野外コンサート”がスタート。周辺にはたまたま楽器店が多く、地域店舗、企業、住民と音楽家の接点が生まれましたことがきっかけです。人のつながりは年々広がり、街の小さな公園が音楽部隊となって、毎年様々な企画が行われています。

毎年企画段階から、プロ演奏家、街の楽器店、住民が加わって、練り上げていくスタイルの中で、レ・ステレ・ディ・キタオオエオーケストラ構想が持ち上がりました。各楽器メインパートをプロが担当し、楽器店や音楽家から口コミでアマチュア演奏家を募り、毎年その日のためだけにオーケストラが編成されます。

バンドやマンドリン、ヴォーカル、アコーディオンなど普段オーケストラではあまり登場しない楽器とのコラボレーションなども試み、北大江公園恒例のメインイベントとして人気を博しています。

今年は10周年を祝して「世界の音楽」をテーマに1週間のプログラムが組まれます。また、北大江公園の野外コンサートでは、特別編成の総勢70名、北大江管弦楽オーケストラで様々な国のクラシックやミュージカル曲を演奏する予定です。街なかの小さな公園で愛され続けてきた野外コンサートと特別編成のオーケストラの10年の歩み、また2015年秋10周年コンサートの風景をぜひ、お楽しみください。